西陣だより

季節の”食”めぐり

(この記事は2024年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

 

冬が旬の野菜

 冬野菜は、寒さで凍ることがないよう細胞に糖を蓄積するため、糖度の高い野菜が多いことが特徴です。食べたときに甘くておいしいと感じるのはこのためです。また、ビタミンやカロテンといった栄養素を豊富に含むものも多く、免疫力を高め、風邪予防に効果的といわれています。

れんこん

 穴が空いている=先が見通せることから縁起の良い食材として知られる「れんこん」。れんこんは種類によって旬の時期が異なりますが、「晩秋れんこん」は11月~2月に旬を迎えます。ねっとりとした食感で、甘みを感じられるのが特徴です。ざっくりカットして炒め物や煮物にしたり、薄く切って金平や酢漬けにしたりと様々なメニューに活用できる野菜です。食べられる部分の約80%が水分、約17%が炭水化物で、残りの部分にはビタミンCや食物繊維などが含まれています。れんこんに含まれる食物繊維のうち90%は不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は便のカサを増したり、腸のぜん動運動を活発にしたりして排便を促します。

 健康づくりに食事は欠かせません。せっかくなら美味しい料理を食べたいものです。旬の食材は、味や香りが良く栄養価も高いです。旬の食材が持つ魅力について知り、日々の食事や健康づくりに役立ててください。また、季節の行事にまつわる料理もご紹介していきます。

(1人分)エネルギー 422kcal/たんぱく質20.3g/塩分1.9g ※ごはん除く

材料 (2人分) 作り方

●合挽肉・・・・・・・・・・200g
●れんこん・・・・・・・・・100g
●玉ねぎ・・・・・・・・・・1/2個
●にんじん・・・・・・・・・小1/2本
●ニンニク、生姜・・・・・・各1片
●油・・・・・・・・・・・・適量
●ご飯・・・・・・・・・・・適量

(A)--------------------
●カレー粉・・・・・・・・・大さじ1
●トマトケチャップ、
   中濃ソース・・・・・・・・各大さじ2
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< 作り方 >

❶生姜とニンニクはみじん切りに、れんこん、玉ねぎ、にんじんはあらみじん切りにする。
❷フライパンにサラダ油を熱し、❶を入れて火が通るまで炒め、合挽肉を加えて肉の色が変わるまで炒める。
❸全体に火が通ったらAを加えて混ぜ炒める。
❹皿にご飯を盛り、❸をかける。

 

2024年11月01日