(この記事は2025年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
おせち料理について
おせち料理は歳神様と同じものを一緒に食べることで、福を招き、災いを打ち祓うと考えられていました。当院でも元旦におせち料理を提供してい
ます。当院で提供しているおせち料理の一部を例にとって、おせち料理に込められた意味を見てみましょう。
ぶり
代表的な出世魚の一種。立身出世を願って食べられる魚。
黒豆
「まめに元気に働けるように」と無病息災を願って食べられています。
かまぼこ
形が半円に見えることから「日の出」を意味していると言われています。赤い部分は魔除け、白は清浄や神聖さを意味しています。
伊達巻き
形が巻物に似ていることから「学業成就」の願いを表しています。
かぶ
その語感が頭(かぶ、かしら)に通じることから、頭(かしら)を目指すという縁起物です。「菊花かぶ」には長寿を願う意味合いがあります。