西陣だより

日本列島 ”食” めぐり「佐賀県」

(この記事は2021年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

栄養科 管理栄養士 安井 裕香

全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます

呉豆腐(ごとうふ)

呉豆腐とは佐賀県有田町の郷土料理で、プルプルでもっちりとした食感が特徴の豆腐です。豆腐を作る際、水に浸した大豆を石うすですり潰し、圧力鍋で煮た状態を「呉(ご)」といい、それを絞り豆乳とおからに分けられます。一般的な豆腐は、豆乳ににがり等を加え固めますが、呉豆腐は葛粉やでんぷんを加え固められます。精進料理としてお盆などの行事で食されていたものが、普段の食卓にのぼるようになったようです。

(1人分)エネルギー 160kcal/たんぱく質5.5g/塩分1.1g

材料 (4人分) 作り方

<呉豆腐>
●無調整豆乳 200g
●片栗粉 大さじ2+1/2
●塩 ひとつまみ

<味噌だれ>
●麦味噌 大さじ1
●砂糖 大さじ1/2
●みりん 大さじ1
●白ごま 大さじ1

①鍋に豆乳、片栗粉、塩を入れ、片栗粉がだまにならないようによく混ぜ合わせる。
②片栗粉がとけたら、混ぜながら弱火~中火で加熱する。
③湯気が立ってきたら、弱火にし、木べらですくい上げて、ぽてっと落ちる程度に練り上げる。
④ラップで2等分に丸く包み、冷蔵庫で冷やす。
➄味噌だれの材料を鍋に入れ、煮立てる。
⑥冷やし固めた呉豆腐を器に盛り、味噌だれをかける。

 

2021年11月01日