(この記事は2022年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 井尻 柊人
全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます
けの汁(粥の汁)
青森県の津軽地方の代表的な郷土料理です。米が貴重だった時代に刻んだ具材を米に見立てて食べたとされています。もともとは小正月の料理で、正月に家族の世話や来客対応に追われた嫁が小正月に里帰りする際、男衆のためにつくりおきしたもので、栄養豊富な保存食として、凍りついた汁を崩し温めなおして何日も食べたとされています。
(1人分)エネルギー 280kcal/たんぱく質21g/塩分1.8g
材料 (2人分) | 作り方 |
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●大根 100g(中1本) |
①昆布を1~2時間ほど水に浸しだしを取ります。わらび、ふきの水を切り、高野豆腐を水で戻しておく。 |