西陣だより

日本列島 ”食” めぐり「熊本県」

(この記事は2018年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

栄養科 管理栄養士 竹島 綾香

全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

~いきなりだご~

いきなりだごとは、輪切りにしたさつまいもと小豆あんを小麦粉の生地で包んで蒸しあげる郷土菓子です。「だご」とは熊本の言葉で「団子」を意味し、「いきなり」は「簡単」、「手軽」などを意味します。「いきなりだご」は「いきなり」作れること、急な来客があっても「いきなり」出せることなどからそう呼ばれています。さつまいもは収穫直後よりも、2~3か月貯蔵したほうが甘みが増します。
冬の甘味が増したさつまいもを使って作ってみてはいかがでしょうか。

 

●いきなりだご 1人分: エネルギー141kcal たんぱく質2.7g 塩分0.5g
材料 (4個分) 作り方

さつまいも(直径5cm程度) 4cm
薄力粉 70g
ぬるま湯 大さじ2+1/2
塩 小さじ1/3
つぶあん(こしあん) 60g

  1. さつまいもの皮をむき、厚さ1cmに切り面取りしたあと、水にさらす。
  2. ぬるま湯に塩を溶かし、小麦粉を入れ、よくこねる。なめらかになったらぬれ布巾をかけ、30分程ねかす。
  3. (2)を4等分にして薄くのばし、中央にあんをのせ、さつまいも1個をかぶせる。
  4. 生地をのばしてさつまいもを包む。
  5. 蒸し器にぬれぶきんを敷き、団子を並べ、20~25分ほど強火で蒸しあげる。

 

2018年11月01日