西陣だより

日本列島 ”食” めぐり「大阪府」

(この記事は2019年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

栄養科 副主任 管理栄養士 和歌﨑 清香

全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

~水なす~

水なすは江戸時代頃から大阪泉州地域で栽培され、この地域以外では育たないと言われていました。
しかも、鮮度がすぐに落ちてしまうために出回ることが少ない泉州の伝統野菜でした。

水なすは天候にすごく影響を受けやすく、味も毎年違ってきます。
路地栽培のものは5月~11月の出荷、ハウス栽培のものは2月~8月の出荷で、現在では流通の仕組みも進化して全国的にだいたい年中食すことが出来ます。

 

●水なすのカルパッチョ風 玉ねぎソースがけ 1人分: エネルギー64kcal たんぱく質1.4g 塩分0.7g
材料 (4人分)(8個分) 作り方

水なす(中) 1個
塩 小さじ1

(甘い玉ねぎソース)
玉ねぎ 1/2ケ
薄口醤油 大さじ1
酢 大さじ1
はちみつ 大さじ2

  1. 水なすはピーラーで皮を縞々に剥き、2mmくらいの薄さに輪切りする。
  2. タッパーに(1)の水なすを並べ、ひたひたに水を張り、塩を入れてしばらく浸す(変色を防ぐため)。
  3. 玉ねぎはみじん切りにして水にさらし、辛みを少し取る。
  4. ボウルに(3)の玉ねぎとソースの調味料を入れてよく混ぜて、冷蔵庫でしばらく寝かす(10分~一晩)。
  5. (2)の水なすの水気をよく取り、お皿に並べて、(4)のソースを食べる直前にかける。

 

 

2019年05月01日