西陣だより

透析センター避難訓練

(この記事は2018年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

透析センター
災害対策委員会

10月14日(日曜日)に、本館2階透析センターにおきまして透析患者さん対象の避難訓練を実施しました。今回で9回目となる訓練には、患者さんとそのご家族計29名の参加に加えて、2施設より看護師・臨床工学技士をお迎えし見学していただきました。
「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を体験していただく」という設定で実施しました。透析センターでは日頃から、透析治療中にトイレ休憩をとられる際、患者さんと透析機器を離す手技を行っております。その手技は緊急時の手技と同じにしておりますので、普段から緊急時の訓練を行っているということになります。スタッフは離脱手技を普段通り実施し、患者さんを安全に1階に避難誘導しました。また今回の訓練では、試験的に離脱手技を変更した方法でも実施しました。参加された患者さんからは、「毎年参加しても忘れていることが多く、参加して理解が深まりよかった」「訓練でも一度体験しておくと気持ち的に安心できました」「火災を想定した訓練なので煙対策が必要」などの感想、ご意見をいただきました。患者さんの中には、独りで歩ける方ばかりではなく、杖歩行や車イスを使用している方もおられます。そのような方の避難誘導はスタッフが付き添う、またエアーストレッチャー(写真)を使用し安全に配慮して行うことが重要です。医師・看護師・臨床工学技士が目配り、気配り、声かけを行いながら、参加された全員がケガなく無事に避難訓練することが出来ました。災害時は気が動転してしまい、どうしたらいいのか分からなくなることがあるかもしれません。そのような不安を取り除くことができるよう避難訓練を継続していきたいと考えます。

透析センター避難訓練

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年11月01日