安心の内視鏡検査。
あなたの健康をしっかりサポートします。
近年, 消化器内視鏡診療は著しい進歩を続けています. 技術や機器の進歩によってより早期の癌の発見や正確な診断が可能となり、従来では外科手術が必要であった大きな病変などについても内視鏡で切除することができるようになっております。
ただしこういった進歩の恩恵を受けるには知識、技術、機器の日々のupdateが欠かせません。 当センターは日本消化器内視鏡学会認定指導施設, 日本消化器病学会認定施設であり, 最新の機器をそろえ、専門医、 指導医による質の高い診療を行っております。また内視鏡技師資格を有した看護師も多数おり、 チーム一丸となって診療にあたっております。京都府立医科大学とも緊密に連携しており、 知識、 技術ともに常にアップデート出来き、 最新の医療を提供できる環境を構築しております。
当センターでは充実したソフト、 ハード両面を生かしより良質な医療を提供できるよう日々努力を続けています。
経験豊富な日本消化器内視鏡学会認定専門医もしくは指導医の内視鏡診療を受けることが可能。
希望に応じて鎮静剤を使用し苦痛を軽減した内視鏡検査・治療が可能。
最新の内視鏡診療機器 (内視鏡システム,内視鏡スコープ,高周波発生装置など)での検査・治療が可能。
病院として内科・外科の当直対応をとっており24時間365日対応可。
月曜~土曜に内視鏡検査を実施しており、迅速な検査予約が可能。 (土曜は午前, 胃カメラのみ)
京都府立医科大学と連携し、また積極的な学会活動を行うことにより知識・技術を常にupdate。
EMR(内視鏡的粘膜切除術) | 15 |
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) | 52 |
EIS/EVL(硬化療法/結紮術) | 3 |
EUS(超音波内視鏡) | 61 |
EUS-FNA(EUS下穿刺吸引術) | 5 |
その他(止血術、拡張術等) | 77 |
Cold snare polypectomy | 714 |
EMR(内視鏡的粘膜切除術) | 319 |
ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術) | 41 |
その他(止血術、拡張術等) | 64 |
胆管ステント留置術 | 98 |
乳頭切開術 | 25 |
砕石/採石術 | 49 |
その他 | 4 |
小腸内視鏡 | 16 |
消化器内視鏡センターは当院本館地下1階の画像診断センター内に2016年6月に開設しました。当センターは日本消化器病学会認定施設、日本消化器内視鏡学会指導施設であり、12名の内視鏡医(指導医 6名、専門医 6名)と9名の看護師(内視鏡技師 5名)で日々内視鏡検査・治療を行っています。
内視鏡室は3室あり、内1室には内視鏡専用のX線透視装置が設置されています。
● 内視鏡検査・治療室: 3室
(うち1室には内視鏡専用のX線透視装置を設置)
内視鏡システムは3台全てオリンパス社製の最上位機種EVIS X1を採用しており、内視鏡スコープについても最新機種が揃っております。
EVIS X1は世界初の5LED 光源を搭載しており、より明るく鮮明な画質での内視鏡観察が可能となっております。
また、ポリープや癌の治療の際に使用する高周波手術装置についてもアムコ社製の最新モデルVIO-3を2台採用しています。
これらの最新の機器は従来のものと比較し性能が大幅に向上しており、内視鏡診療の質を高めるのに非常に役立っております。
よくいただくご質問やお問合せ内容をご紹介
ピロリ菌は胃潰瘍や胃癌の主要な原因の一つであり、胃カメラ検査を受けて頂くことをお勧めします。またピロリ菌を除菌した後も胃癌が発生するリスクは高いため、基本的には毎年胃カメラを受けて頂くことをお勧めします。定期的に検査を行うことによって、胃癌が発生しても早期の段階で発見できる可能性が高まり、内視鏡治療で根治できる可能性も高まります。
一般的には5-7分程度、長くても10分以内には終了することが多いです。早期胃癌の治療前などの詳細な観察が必要な場合は更に時間がかかることもありますが、その場合は鎮静剤を使用し苦痛の軽減をはかっています。
食事の摂取は前日の21時までにすませて下さい。それ以降は水、お茶のみであれば摂取が可能ですが、検査の2時間前からは水分の摂取も控えるようにして下さい。糖尿病の薬や血が固まりにくくなる薬などを内服されている方は休薬して頂くことがありますので担当医の指示に従ってください。
〈のどの麻酔について〉
のどの麻酔残っているため、むせることがあり危険ですので検査後1時間は飲んだり食べたりしないで下さい。うがいをする場合は、上を向かず下を向いて軽くすすぐだけにしておいて下さい。
〈鎮静剤の注射を受けられた方〉
鎮静剤の注射を受けられた方は、ふらつき、眠気などの症状が残ることがありますので、検査当日は自動車・バイク・自転車の運転はしないで下さい。
〈組織検査を受けられた方〉
組織検査を受けられた方は、消化管に小さな傷がついていますので、当日はアルコール類、刺激物、香辛料の摂取は避けて下さい。
胃のポリープの内視鏡治療は出血するリスクが比較的高いため、原則入院での治療が必要となります。
当院では胃カメラや飲み込みの検査(嚥下内視鏡・嚥下造影)で精密検査を行なっております。内服治療の他、リハビリテーションや他院との連携も積極的に行なっておりますので、安心してご相談ください。西村智子医師の専門領域ですので月曜日午前診の受診をお勧めします。
大腸癌が潜んでいる可能性が高いため検査を受けることを強くお勧めします。現在日本において大腸癌は増加傾向であり特に注意が必要です。癌で亡くなる方の中で大腸癌によって亡くなる人数は女性では1位、男性では2位となっております。
苦痛は人によってそれぞれですが、軽減する工夫として当院では最新の細径の内視鏡を使用して検査をおこなっており、熟練した内視鏡専門医、指導医が検査を担当するようにしております。また大腸を膨らませる際には空気ではなく、吸収の早い炭酸ガスを使用しておりますので、検査後早期に腹部膨満感は軽減します。希望に応じて鎮静剤を使用しうとうとした状態での検査もおこなっております。
大腸カメラを盲腸まで挿入するのに必要な時間は腸の長さや走行によってもことなりますが、平均5-7分程度です。観察に要する時間も合わせると、20-30分程度が一般的です。ただ、困難症例や大腸ポリープ切除も行った場合はより多くの時間がかかります。
前日の朝食は消化の良い食事をとって下さい。前日の昼、夕食は購入して頂いた大腸内視鏡専用検査食を食べて頂きます。前日夜は20時までに下剤を服用して頂きます。検査当日は朝から洗腸剤を服用して頂きます。
〈鎮静剤の注射を受けられた方〉
鎮静剤の注射を受けられた方は、ふらつき、眠気などの症状が残ることがありますので、検査当日は自動車・バイク・自転車の運転はしないで下さい。
〈大腸ポリープを切除された方〉
ポリープを切除した場合は消化の良い食事をとって頂き、アルコール類、刺激物、香辛料の摂取は避けて下さい。ポリープの大きさや切除の方法によって何日間注意して頂くかがことなりますので検査後に個別にお伝えします。(1日~5日)
当院では初めて大腸カメラを受けられる方の場合は原則、観察のみを行うことにしております。これはポリープを切除することで検査時間が長くなったり、多少なりとも出血をきたすことによって腸の動きが活発となりより大きいポリープを見逃してしまう可能性が高まるためです。小さいポリープは多く切除したけれど、癌の可能性のある大きいポリープを見逃してしまっては何のために検査をうけているのかわかりません。
5年以内に大腸カメラをうけたことがあり、その際に大きいポリープをみとめなかった方、ポリープを切除されている方には、ポリープがみつかった場合はその場でポリープを切除するようにしております。
ただ、多くのポリープが見つかった場合や入院治療が必要な大きなポリープをみとめた場合などは日を改めて治療をおこなっております。