~西陣病院で上下部消化管内視鏡検査または内視鏡治療を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ~
「消化管上皮性腫瘍に対する内視鏡診断・治療の有効性と安全性に関する後向き検討調査」へのご協力のお願い
今回、西陣病院は、消化管上皮性腫瘍に対する内視鏡診断・治療の有効性と安全性に関する後向き検討を実施いたします。
そのため、過去に西陣病院で消化管上皮性腫瘍に対して内視鏡検査・治療を受けられた患者さんの診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。
早期の消化管癌に対する内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は近年日本で開発された治療法で、治療の低侵襲性と術後の臓器機能温存の観点からも有用性は非常に高いです。
2006年には早期胃癌および十二指腸癌に対するESD、2008年には表在型食道癌に対するESD、2010年には早期大腸癌に対するESDが保険収載されています。
当院でもESDを導入しており、これらの治療には治療前の正確な内視鏡診断が不可欠です。当院における成績の妥当性を検証すること、また問題点があればそれを明らかにすることを目的としています。また改善すべき問題点があれば、今後の診断法や治療法に役立つことが期待されます。
情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧は可能です。ご希望の方は下記の連絡先までご連絡ください。
ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、平成29年9月30日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。
本研究は、西陣病院倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
研究責任者:西陣病院 消化器内科 部長 葛西 恭一