~西陣病院で上下部消化管内視鏡検査または内視鏡治療を受けられた患者さん・ご家族の皆様へ~
「消化管炭酸ランタン沈着症に関する検討:後向き検討調査」へのご協力のお願い
今回、西陣病院は、消化管炭酸ランタン沈着症に関する後向き検討を実施いたします。
そのため、過去に西陣病院で内視鏡検査・治療を受けられた患者さんの診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。
慢性腎不全患者においてはリンの排泄能が低下しており、血液中にリンが蓄積して高リン血症を呈します。炭酸ランタン(ホスレノールⓇ)は、血液浄化療法をうける慢性腎不全患者さんにおいて有用な高リン血症治療薬です。近年偶然に行われた消化管内視鏡時の生検で消化管への沈着症が報告され、以後様々な検討がされていますが、その実態、臨床経過や治療方針は明らかではありません。消化管炭酸ランタン沈着症の背景や内視鏡像、臨床経過を検討し、自覚症状や予後に関わる因子を解析します。当院における結果の妥当性を検証すること、また問題点があればそれを明らかにすることを目的としています。また改善すべき問題点があれば、今後の診断法や治療法に役立つことが期待されます。
情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧は可能です。ご希望の方は下記の連絡先までご連絡ください。
ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、平成29年10月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。
本研究は、西陣病院倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
研究責任者:西陣病院 消化器内科 部長 葛西 恭一