西陣病院および、研究参加施設(京都府立医科大学、市立福知山市民病院、綾部市立病院、京都九条病院、京都市立病院、JR大阪鉄道病院、済生会京都府病院、近江八幡医療センター、市立大津市民病院、明石市立市民病院、京都鞍馬口医療センター、市立奈良病院)で内視鏡的大腸ポリープ切除術(cold snare polypectomy)をうけ、偶発症として出血を来した患者様・ご家族の皆様へ
今回、西陣病院および研究参加施設(上記)は、大腸ポリープに対するCSP後出血に関する後向き検討. -多施設共同研究- を実施致します。そのため、過去に西陣病院および研究参加施設でCSP後出血を来した患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。
近年、10mm以下の大腸ポリープの内視鏡治療として, CSPが急速に普及してきていますが、現時点ではCSPについての報告は比較的少なく, 出血率, 出血時期, 出血の危険因子などについては十分なエビデンスがない状況です。多施設において治療成績を検証すること、また問題点があればそれを明らかにすることが今後の診療において重要であることから、今回我々は大腸ポリープに対するCSP後出血に関する後向き検討を行い、それらを明らかにすることを目的としました。また改善すべき問題点があれば、今後の検査や治療に役立つことが期待されます。
2014年10月1日から2019年9月30日までの間に、西陣病院および研究参加施設で大腸ポリープに対してCSPを施行され、後出血を来した患者様が対象となります。
過去に西陣病院および研究参加施設で大腸ポリープに対してCSPを施行され、後出血を来した患者様の診療録を過去にさかのぼって調査させていただきたいと考えています。対象患者様の臨床情報、内視鏡所見および画像、病理学的情報を抽出します。抽出された情報は、個人情報を消去し匿名化されます。
情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧は可能です。ご希望の方は下記の連絡先までご連絡ください。ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、2020年7月30日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承して頂いたものとさせていただきます。
本研究は、西陣病院医学倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。
< 連絡先 >
西陣病院 消化器内科
研究責任者:消化器内科部長 兼 内視鏡センター長 稲垣 恭和
電話:075-461-8800