患者さんへ

透析患者の心臓カテーテル検査・治療でのd-radialアプローチの有用性及び安全性の検討における前向き研究

~西陣病院で心臓カテーテル検査・治療を受けられる透析患者さん・ご家族の皆様へ~
「透析患者の心臓カテーテル検査・治療でのd-radialアプローチの有用性
及び安全性の検討における前向き研究」へのご協力のお願い

今回、西陣病院は、透析患者の心カテでのd-radialアプローチの有用性及び安全性の検討における前向き研究を実施いたします。
そのため、これから西陣病院で心臓カテーテル検査・治療を受けられる透析患者さんの診療録とアンケート調査をさせていただきたいと考えています。

研究の目的

透析患者さんはシャントがあるため、心臓カテーテル検査・治療のアプローチ部位が鼠経動脈に限られています。鼠経動脈アプローチでは検査・治療後の止血や安静に苦痛が伴います。
近年では橈骨動脈遠位部にあたるd-radialアプローチでの心臓カテーテル検査・治療が報告されています。この部位はシャント作成部よりも末梢であるため、透析患者でも使用可能と考えられます。
d-radialアプローチでの心臓カテーテル検査・治療が可能であれば、透析患者さん負担を軽減出来ると考え、その有用性と安全性の検証を目的としています。

研究の方法

  • 対象となる患者さんについて
    2019年(令和元年)7月1日から2019年(令和元年)12月31日までの間に、西陣病院で心臓カテーテル検査・治療を受けられる透析患者さんが対象となります。
  • 方法について
    心臓カテーテル検査・治療を受けられた透析患者さんの診療録の調査及び簡単な聞き取りアンケートを実施させていただきたいと考えています。対象患者さんの心臓カテーテル検査・治療記録とアンケート結果を抽出します。抽出された情報は、個人情報を消去し匿名化されます。

資料の管理について

情報はすべて匿名化され、個人が特定されることはありません。また、研究発表が公表される場合でも個人が特定されることはありません。研究計画書及び研究の方法に関する資料を入手又は閲覧は可能です。ご希望の方は下記の連絡先までご連絡ください。

ご自分、あるいはご家族の情報を本研究に登録したくない場合は、令和元年12月31日までに下記連絡先までご連絡ください。なお上記までに申し出がなかった場合には、参加を了承していただいたものとさせていただきます。

本研究は、西陣病院倫理審査委員会において、適切な研究であると承認されています。
この研究計画についてご質問がある場合は下記までご連絡ください。

連絡先

西陣病院 臨床工学科 副主任 木村隆之

電話:075-461-8800

研究責任者:西陣病院 臨床工学科 科長 澤田正二