西陣だより

日本列島 ”食” めぐり「長崎県」

(この記事は2018年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

栄養科 管理栄養士 小笹 清香

全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

西陣病院、長崎県

~ヒカド~

江戸時代、長崎に渡来した南蛮料理。ポルトガル語で「細かく刻む・調理する」という言葉が由来で、すりおろしたさつま芋でとろみをつけた具だくさんの汁物です。冬の寒い日に食べるとポカポカと体が温まります。

●ヒカド 1人分: エネルギー140kcal たんぱく質8.5g 塩分1.0g
材料 (3人分) 作り方
マグロ 50g
(下味用:塩少々、酒少々)
豚もも肉 50g
大根 100g
人参 40g
さつまいも(角切り) 100g
さつまいも(すりおろし) 50g
干し椎茸 3枚
青ネギ 15g
だし汁 450cc
(昆布・かつお・干し椎茸戻し汁)
サラダ油 少々
塩 小さじ1/5
みりん 小さじ1
薄口醤油 小さじ2
酒 小さじ4
  1. マグロを角切りにして、塩と酒で下味をつける。
  2. 大根・さつまいも・干ししいたけは1.5cmの角切り、豚もも肉は食べやすい大きさに、人参は厚めのいちょう切り、ネギは小口切りにする。
  3. 鍋に油を入れて(1)を炒め、表面に焼き色がついたら一旦鍋からおろす。同じ鍋で、豚肉・人参・干ししいたけ・大根・さつまいもを順番に入れて炒め、だし汁を入れる。
  4. 沸騰してきたらアクを取り除いて、(3)のマグロを加える。
  5. すりおろしたさつまいもを鍋に入れる。(すぐにトロミが出てくる)
  6. 酒・薄口醤油・塩・みりんで味をつけながら煮込み、器に盛りつけてネギを散らしたら出来上がり!
≪アレンジ例≫  マグロの代わりに、甘鯛・イトヨリなど旬の魚を最後に溶き卵を流し込むのも良い
2018年01月01日

入退院支援室について

(この記事は2017年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

入退院支援室 科長
松山 みどり

 今年6月に活動を開始した入退院支援室です。メンバーは看護師4名で平均年齢は?・・・秘密です。
 患者さんと入院前から関わり、入院治療を終えて退院後に「どこでどのような生活を送りたいか」という希望を患者さんやご家族から大切に伺い、その実現にむけてお手伝いさせて頂く部署です。他部署・外部との連携がとても重要になりますので、笑顔と誠意を忘れずに日々奮闘しております。これからの超高齢社会に必要とされる部署だと考え、医師をはじめ看護部、医療社会福祉課、リハビリテーション科等の院内の多職種や開業医の先生方、高齢サポート、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション等々の皆様方からご協力頂きながら充実した業務ができるように日々、努力しております。どうぞ宜しくお願い致します。

入退院支援室、TQMメンバー
2017年11月01日

透析センターの災害対策

(この記事は2017年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

透析センター
災害対策委員会

患者さん対象避難訓練開催報告

 10月15日(日曜日)に、本館2階透析センターにおきまして患者さん対象の避難訓練を実施しました。今回で8回目となる訓練には大勢の患者さんに参加していただきました。
 「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を体験していただく」という設定で、当院で透析を受けておられる患者さんに訓練をうけていただきました。透析センターでは日頃から、透析治療中にトイレ休憩をとられる際、患者さんと透析機器の離脱手技を行っております。その手技を災害時に行う手技と同じようにしております。スタッフは普段のトイレ休憩の手技を難なく実施し、患者さんを1階に避難誘導しました。それから開催日の15日はNTTが提供している171災害伝言ダイヤル訓練日です。そこで、患者さんに実際に携帯電話やスマートフォンを用いて、事前に録音されたメッセージを聞く体験もしていただきました。参加された患者さんからは、「災害はなければいいのですが、いざという時は落ち着いて避難します」、「171が使えてよかった」などの感想、ご意見をいただきました。患者さんの中には、独りで歩ける方ばかりではなく、杖歩行や車イスを使用している方もおられます。そのような方の避 難誘導は、スタッフが寄り添い、転倒しないように注意しながら安全に行うことが重要です。今回の訓練でも医師・看護師・臨床工学技士が目配り、心配りをしながら、参加された全員がケガもなく無事に避難訓練することが出来ました。今後も定期的に実施して災害に備えたいと思います。

西陣病院、透析センター
2017年11月01日