看護部 科長
兵頭 美香子
平成30年11月5日(月)から8日(木)の4日間、京都市立西京高等学校附属中学校より2名の生徒さんが、「生き方探求・チャレンジ体験」に来られました。医師・薬剤師・臨床工学技士・看護師の仕事を見学・体験していただきました。「初めて病院での仕事を見学したり体験して、とても勉強になりました」との感想が聞かれ、貴重な体験ができたのではないでしょうか。生徒のみなさん、4日間お疲れさまでした。
看護部 科長
兵頭 美香子
平成30年11月5日(月)から8日(木)の4日間、京都市立西京高等学校附属中学校より2名の生徒さんが、「生き方探求・チャレンジ体験」に来られました。医師・薬剤師・臨床工学技士・看護師の仕事を見学・体験していただきました。「初めて病院での仕事を見学したり体験して、とても勉強になりました」との感想が聞かれ、貴重な体験ができたのではないでしょうか。生徒のみなさん、4日間お疲れさまでした。
透析センター
災害対策委員会
10月14日(日曜日)に、本館2階透析センターにおきまして透析患者さん対象の避難訓練を実施しました。今回で9回目となる訓練には、患者さんとそのご家族計29名の参加に加えて、2施設より看護師・臨床工学技士をお迎えし見学していただきました。
「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を体験していただく」という設定で実施しました。透析センターでは日頃から、透析治療中にトイレ休憩をとられる際、患者さんと透析機器を離す手技を行っております。その手技は緊急時の手技と同じにしておりますので、普段から緊急時の訓練を行っているということになります。スタッフは離脱手技を普段通り実施し、患者さんを安全に1階に避難誘導しました。また今回の訓練では、試験的に離脱手技を変更した方法でも実施しました。参加された患者さんからは、「毎年参加しても忘れていることが多く、参加して理解が深まりよかった」「訓練でも一度体験しておくと気持ち的に安心できました」「火災を想定した訓練なので煙対策が必要」などの感想、ご意見をいただきました。患者さんの中には、独りで歩ける方ばかりではなく、杖歩行や車イスを使用している方もおられます。そのような方の避難誘導はスタッフが付き添う、またエアーストレッチャー(写真)を使用し安全に配慮して行うことが重要です。医師・看護師・臨床工学技士が目配り、気配り、声かけを行いながら、参加された全員がケガなく無事に避難訓練することが出来ました。災害時は気が動転してしまい、どうしたらいいのか分からなくなることがあるかもしれません。そのような不安を取り除くことができるよう避難訓練を継続していきたいと考えます。
看護部 科長
兵頭 美香子
今年も恒例の「ふれあい看護体験」と「ふれあい健康相談」を7月28日(土)に実施しました。
「ふれあい看護体験」では、看護師をめざす高校生4人が、看護師と一緒に看護を実施しました。患者さんから「頑張って!」と励ましていただき、食事介助・全身清拭・足浴・車椅子の移送など、初めて行う看護に戸惑いながらも、積極的に実施することができました。援助が終わって、患者さんから「ありがとう。」と声をかけていただき、看護のやりがいも実感できたようです。
「ふれあい健康相談」は、外来患者さん、ご家族の方、計38名と、たくさんの方々が来場して下さいました。身長・体重測定、血圧測定、肌の潤いチェック、フットケア相談、介護相談などを実施しました。今年は異常な猛暑の日が続いていますので、熱中症対策の飴を用意し、配布させていただきました。半日という短時間ではありましたが、皆様と楽しい時間を過ごすことが出来ました。どうもありがとうございました。これからも、地域の方々とふれあう場としてこのようなイベントを企画して参りたいと思います。
透析センター
TQM 委員一同
3月4日(日)に西陣病院、第7回TQM活動報告会がありました。
TQM活動とは患者さん中心のチーム医療の実現と病院の質向上のための小集団活動を指します。
近年、透析患者さんも高齢化し転倒して骨折される方も少なくありません。また透析患者さんはサルコペニアと呼ばれる筋肉の減少が起こりやすく、その対策として運動療法、食事療法が挙げられます。そこで透析センターチームとして医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士が協力し活動を開始しました。
転倒防止に取り組み、運動については「365歩のマーチ」の音楽にのせ座ったままで楽しくできる体操を完成させました。また今回は「最優秀賞」をいただき、これを励みに他職種が協力しながら活動を広め、患者さんが元気に生活できるようサポートしていきたいと思います。
西陣病院 院長 伊谷 賢次
新年明けましておめでとうございます。
皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。
昨年の師走恒例の「今年の漢字」が「北」に決まりました。度重なる弾道ミサイルの発射や核実験の強行など「北」朝鮮の動向に脅威と不安を感じた年でした。一方、昨年のノーベル平和賞は、7月に国連で122カ国が賛成票を投じた核兵器禁止条約締結のために努力した国際市民団体である「核兵器廃絶国際キャンペーン」( ICAN)が受賞しました。また、被爆者としては初めてノーベル平和賞授賞式の舞台に立ったサーロー節子さん(85)の演説は、世界中の人々の心に響き、市民運動の大切さと体験者の言葉の重みには感動しました。
福祉医療においては、医療費抑制政策により、今年4月の診療報酬改定ではマイナス改定がほぼ決まっており、病院経営にとっては厳しいものとなります。当院におきましても、良質な福祉医療の継続には大きな不安があります。このような厳しい状況でも、当院の目指すべき目標は、設立当初からの基本方針である、「地域に密着した良質な医療を高いレベルで提供する」ことです。
今年も、地域のニーズに合った急性期病棟、地域包括ケア病棟、障害者病棟のケアミックス病院としての診療体制を維持していきます。急性期病棟では、高齢者の多い地域で、透析患者さんと同様に、多くの合併症を持った患者さんが多く、内科系・外科系・画像診断医・麻酔科医などによるスピーディーなチーム医療を行います。今年4月の診療報酬改定でも、包括医療費支払い制度方式(DPC)は導入せず、開業医の先生方からのご要望や患者さんの病態にあった医療を提供していきます。また、地域包括ケア病棟ではサブアキュート・ポストアキュート・レスパイトなど地域にあった医療を提供していきます。
当院では在宅診療は行っておりませんので、在宅診療は地域の開業医さんにお願いすることになります。退院支援は退院支援看護師4名、医療ソーシャルワーカー(MSW)6名が担当しています。特にMSWは在宅での開業医さんへの橋渡しや施設入所の支援はもちろん、経済不況により無料低額診療の必要性も高まっており、患者さんの多様なニーズに対応しています。今後も、一般急性期医療と透析医療を車の両輪と考え、2 次医療圏で小回りの利くチーム医療を地域にアピールしながら全人的医療を行っていきます。
今後も職員全体が患者さんを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
院長補佐 松浦 史良
何かと厳しい医療業界ではありますが、当院も他病院と変わりなく厳しい状況に晒されております。そのなかで、スタッフ一同は今後も地域の開業医の先生方とともに西陣地区を中心とした患者さんに、安全でより良質な医療を提供できることを考えながら診療をしております。
通院患者さんや入院患者さんには、住環境でお困りのこと、また経済的な問題で困っておられることなど様々な不安を抱えておられる方が大勢おられるかと思います。現在もあるいは今後も安心して医療を受けていただけるように、6名いる医療ソーシャルワーカーとベテラン看護師が中心となって入院や退院の支援も行っておりますので、お困りのことがあれば気軽に相談していただければと思います。
西陣病院を利用していただいてかゆい所に手が届くようなサービスを少しでも感じていただければわれわれ職員にとってこれ以上の喜びはないと考えています。本年もよろしくお願いいたします。
消化器内視鏡センター長
葛西 恭一
私は平成元年に医師となりましたので平成30年の今年は医師になって30年目ということになります。この30年の間に私が専門としております消化器内科の分野だけでも大きな変化がいくつもありました。なかでもピロリ菌の発見、C型肝炎ウイルスの発見は非常に大きなインパクトがありました。ピロリ菌を発見したウォレン博士とマーシャル博士が2005年にノーベル賞を受賞したことは御存知の方も多いと思います。今やピロリ菌やC型肝炎ウイルスは排除可能となり、これまで日本人を苦しめてきた胃十二指腸潰瘍、胃癌、C型肝炎、肝癌は今後減少していきます。しかし生活習慣の欧米化により消化器疾患も欧米化してきております。GERD(胃食道逆流症)やNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)は確実に増加してきており発癌の母地となり得ますし、近年増加の一途である大腸癌も欧米化した食習慣が原因と言われます。またストレスの多い社会を反映しFD(機能性ディスペプシア)やIBS(過敏性腸症候群)も増加傾向です。私の消化器内科医としてのこれまでの30年間は「感染症による消化器疾患」との戦いでしたが今後の3 0年間(?)は「生活習慣による消化器疾患」との戦いとなっていくと思います。
外科部長
福本 兼久
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年7月18日、我々の大先輩でもある、日野原重明先生が105歳の生涯を終えられました。生前、多数の名言を残されていますが、そのうちの一つに次のような言葉があります。
『なんと言っても、人が人に与える最高のものは心である。他者のための「思い」と「行動」に費やした時間、人とともにどれだけの時間を分けあったかによって、真の人間としての証がなされる』
この言葉に触れた時、医師として、患者さんのために自分の人生を捧げてこられた先生の信念を感じました。これこそが本来の「医師としてあるべき姿」ではないかと私は思います。
昨今、人間関係がますます希薄な社会になっていく中で、医師と患者さんの関係は希薄であってはならないと教えられているような気がします。
この言葉を心に刻み、私自身も医師を志した初心を忘れることなく、患者さんに信頼していただけるように、日々の診療に邁進していきたいと思います。
そして、我々医師を始め、様々な他職種間との連携を密にしてチーム医療を更に強化し、すべての患者さんに対してより良質な医療を提供できるよう、スタッフ一同精進して参ります。
新年を迎え、患者さんにとって笑顔の一年となりますよう、新たな気持ちで外科一同頑張りますので、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご紹介頂きました患者さんに満足して頂けるような低侵襲外科治療をさらに推進していきますので、近隣の先生方には、本年も変わらぬご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
透析センター
災害対策委員会
10月15日(日曜日)に、本館2階透析センターにおきまして患者さん対象の避難訓練を実施しました。今回で8回目となる訓練には大勢の患者さんに参加していただきました。
「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を体験していただく」という設定で、当院で透析を受けておられる患者さんに訓練をうけていただきました。透析センターでは日頃から、透析治療中にトイレ休憩をとられる際、患者さんと透析機器の離脱手技を行っております。その手技を災害時に行う手技と同じようにしております。スタッフは普段のトイレ休憩の手技を難なく実施し、患者さんを1階に避難誘導しました。それから開催日の15日はNTTが提供している171災害伝言ダイヤル訓練日です。そこで、患者さんに実際に携帯電話やスマートフォンを用いて、事前に録音されたメッセージを聞く体験もしていただきました。参加された患者さんからは、「災害はなければいいのですが、いざという時は落ち着いて避難します」、「171が使えてよかった」などの感想、ご意見をいただきました。患者さんの中には、独りで歩ける方ばかりではなく、杖歩行や車イスを使用している方もおられます。そのような方の避 難誘導は、スタッフが寄り添い、転倒しないように注意しながら安全に行うことが重要です。今回の訓練でも医師・看護師・臨床工学技士が目配り、心配りをしながら、参加された全員がケガもなく無事に避難訓練することが出来ました。今後も定期的に実施して災害に備えたいと思います。