(この記事は2020年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 安井 裕香
全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます
からいもねったぼ
からいもねったぼとは、お餅にさつまいもを練りこんで食べる鹿児島県の郷土料理です。お正月のお餅をつく際、最後の一くぼ(もち米一臼分)に、蒸したさつまいもを入れてつきあげる年末のおやつとして食べられていました。「からいも」とは、さつまいものことで、琉球を通して中国(唐)からきた芋という意味を持ちます。「ねったぼ」とは、練ったぼたもちや、ぼったぼったと練ってつくところからその名がついたと言われています。
(1人分)エネルギー 260kcal/たんぱく質6.5g/塩分0.0g
材料 (2人分) |
作り方 |
さつまいも |
150g(大きめ半分) |
切り餅 |
50g(1個) |
きな粉 |
25g |
砂糖 |
25g |
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- さつまいもの皮をむき、3cm角くらいの大きさに切り、水にさらしておく。
- 切り餅1個を6等分程度に切り分ける。
- きな粉、砂糖をはかり、バッドに混ぜあわせておく。
- 水さらし後のさつまいもをさっと洗い、鍋に入れ、ひたひたの水を加え茹でる。
- さつまいもが柔らかくなったら、その鍋に切り分けた餅を入れ茹でる。さつまいもと餅が 柔らかくなったら、火を止め鍋の湯を捨てる。
- 鍋ごと布巾の上に置き、すりこぎでさつまいもと餅を潰し滑らかになるまで混ぜてつく。
- 手順3でバッドに準備したきな粉の上に流し、きな粉をまぶしながら丸める。
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