診療に関すること::内科(循環器内科)
「心臓血管外科外来」開設のご案内
内科主任部長・循環器センター長 小田 洋平 |
拝啓 初秋の候、 益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。
また平素は当院に対しまして格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
最近は虚血性心疾患や不整脈、心臓弁膜症による心不全などの内科的治療が充実する一方で、当院では手術治療を行うことが出来ませんでした。そこで手術治療が必要な患者様のために、すこしでもお力になれるように、京都第一赤十字病院および京都府立医科大学附属病院心臓血管外科のご協力をいただき、平成24年9月から『心臓血管外科外来』を下記のように開設する運びとなりました。
外来受診の対象症例は、心臓外科と胸部血管領域の全般、腹部血管(腹部大動脈瘤についてはステントグラフト治療適応の検討希望も含めて)、末梢血管疾患(閉塞性動脈硬化症や下肢静脈瘤など)、循環器内科的には外科治療を要する心疾患全般(狭心症、心筋梗塞、弁膜症など)となります。
心臓や血管の手術の適応と考えられる患者様の診察を入念に行い、手術せず経過をみる場合の危険性や、手術の心配な点を詳しくわかりやすくご説明いたします。外来受診の結果、内科的治療を継続する場合には当院で引き続き治療を行い、心臓血管領域の外科的治療が必要な場合には主として京都第一赤十字病院心臓血管外科等で一貫した治療を行っていくことを想定しております。心臓血管外科領域においても各種疾患の早期発見がその後の治療を大きく左右することはご承知のとおりです。また手術予定の患者様だけでなく手術を迷っておられる患者様や手術後の合併症でお困りの方も受診していただいて結構です。少しでも疑わしい症例がございましたら、どうぞお気軽に紹介いただきたく、謹んでご案内を申し上げます。
| Copyright 2012,09,01, Saturday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |