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看護の日2011年

(この記事は2011年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

看護の日



看護部 教育担当 科長 矢野 美香子



 近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日は「看護の日」に制定されています。京都府看護協会は「看護の日」記念行事の一環として5月~8月に、看護師を目指している中学生以上の学生および一般府・市民を対象にした「ふれあい看護体験」を実施しています。

 西陣病院では、7月30日(土)に高校生4名を招き、食事介助や全身清拭、散歩などの援助を体験して頂きました。実際に看護師の仕事を体験し、やりがいを感じ、患者様からの「頑張って」の励ましの言葉に感動し、看護学校進学への決意がさらに強くなったようです。

 そして、「ふれあい看護体験」の実施に合わせ、外来待合ホールで「ふれあい健康相談」を開催いたしました。今年は身体測定・健康相談の他に、皮膚・排泄ケア認定看護師によるスキンケアアドバイスを実施しました。このイベントを楽しみにして下さっていた近隣の方々もいらっしゃいました。

 また、今年も西陣病院デイケア利用者様の作品展、訪問看護ステーションの利用者様のご家族様の手記の展示を行い、多くの方がご覧になっていました。

 来年もこのようなイベントを企画し、患者様や近隣の方々との交流を図っていきたいと思います。


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こんにちは 訪問看護ステーションです

(この記事は2011年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


訪問看護ステーション西陣 所長 加藤 小津恵


 病気や障害をもっていても、住み慣れた家で自分らしく過ごしたいと思っている方は沢山いらっしゃいます。近年、科学や医療技術の進歩により、在宅で使用できる医療機器も増え、従来では在宅療養は難しいとされていた状況でも、自宅での療養生活が可能となりました。今後、益々在宅医療は求められていくと思われます。訪問看護

 自宅で療養したいと考える方たちのニーズにこたえるために大切な役割を果たすのが訪問看護師です。『訪問看護』とは、文字通り、在宅療養生活を送っておられる方々のご自宅に訪問し、必要な看護や医療処置を行うことです。私たち訪問看護師は、病院から在宅療養へ移行する準備や、在宅療養上の問題についての対策を立て、健康管理ができるようにサポートしています。また、利用者様の緊急事態の対応や、医師や介護専門職と協働し、利用者様に応じた各種サービスの提案を行なっています。そして、人生最期の時をご自宅で迎えることを望まれる方の看取りも私たちの役割です。

 そして、看護や介護が必要なご本人はもちろんのこと、そのご家族も安心して在宅での療養生活が送れるように、私たち訪問看護師が支援させていただきます。私たちは一人ひとりの生き方、その人らしさを尊重した看護サービスの提供に努め、利用者様やご家族の思いに寄り添い、療養者、医療、介護の架け橋としての役割を果たしていきたいと思います。

 私たち訪問看護師は、人との「出会いは宝」という想いを胸に今後も精進してまいります。


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新年のごあいさつ 平成二十三年 元旦

(この記事は2011年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

院長 伊谷賢次 西陣病院 院長 伊谷賢次

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

 21世紀は、医療制度改革から始まり、経済不況、政治の混迷により福祉医療の取り巻く環境も厳しいものとなりました。このような厳しい状況でも、当院の目指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することにあります。そのためには、ハード面、ソフト面ともさらに充実させなければなりません。

 ハード面では、平成20年に本館増改築、西館の改修工事を終了し、今日の患者さまのニーズに十分お答えできる医療環境の容積を確保することが出来ました。また、画像診断センターの開設による最新機種の更新、手術室の増室・改修を行いました。しかし、患者さまの情報量が多くなるに従い、平成16年に導入したオーダリングシステムの情報処理が遅くなり、昨年9月に最新のオーダリングシステムに更新しました。新しいシステム導入後、情報処理が速くなり、診療はもちろんのこと、病院全体の動きも良くなりました。良質な医療を提供するには出来るだけ最新の機器整備が必要であり、今後も計画的に最新の医療機器の更新を行っていきます。

 ソフト面では、今後さらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。医師、看護師などのマンパワーの確保はもちろんのこと、病院全体として職員の教育にも力を入れています。職員の学会活動や院内研修会での参加型の教育はもちろんのこと、看護部では、昨年4月より教育専従の看護師を採用し、決め細やかな看護教育を行える体制を整えました。今後も、職員全体が、患者さまを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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「看護の日」イベントの紹介

(この記事は2010年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

看護部 教育担当科長 矢野 美香子


 近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、5月12日は「看護の日」に制定されています。京都府看護協会は「看護の日」記念行事の一環として5月~8月に、看護師を目指されている中学生以上の学生および一般府・市民を対象にした「ふれあい看護体験」を実施しています。

 今年も西陣病院では、7月31日(土)に高校生3名を招き、看護を体験していただきました。食事介助の見学や全身清拭の介助を通じて、患者様と関わっていただきました。患者様から「頑張って看護師さんになってや」とエールをいただいた学生さんは「私が患者様に元気を与えようと思っていたのに、逆に患者様からいっぱい元気をいただきました。先ずは、頑張って勉強して看護学校に入学します」と看護師への道を歩む決意をあらたにされました。

看護の日 「ふれあい看護体験」の実施に合わせ、西陣病院では「ふれあい健康チェック」のイベントを開催いたしました。外来通院されている患者様や地域の方々に、身長・体重測定をはじめ、体脂肪率、血糖測定、血圧測定など実施しました。健康相談のブースでは、身体計測の結果をもとに日頃の健康に関する相談も受け付け、参加していただいた方々と色々なお話をさせていただくことができました。

 また、西陣病院デイケア利用者様の素敵な作品を展示させていただきました。細かな作業を必要とした作品ばかりで、外来患者様だけでなく、病院スタッフも多くの作品を見てとても感動しました。

 そして今年は、訪問看護ステーションの利用者様のご家族様の手記や、皮膚・排泄ケア認定看護師の活動をパネル展示しました。認定看護師の活動を初めてご覧になられた方も多く、このようなイベントを通じて、病院だけではなく、色々な場での看護活動をお伝えし、地域の皆様との交流を図っていきたいと思います。

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ボランティア活動をふり返って

(この記事は2010年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

ボランティア 宮本清正



こちらで病院ボランティアをさせて頂いて2年目となり、昨年末、突然倒れた母親の対処にボランティア経験がすごく役にたった。

古い田舎の旧家の長男に生まれ、家業以外に神事を初めとする伝統行事やしきたりをこなして来た。

10年以上もやっている内に形から入って心にいたるというか「一族の者がサラリーマンとして、パソコンや出張、人脈づくりのための酒やゴルフという現実生活に忙しい中で、1人はこう云う者がいるのも全体のバランスがとれて良いだろう。何らかの形で人の役に立つ事は良い事だ。ノールール、反則ありのプロレスより礼に始まり礼に終わる柔道のような人生は、紳士的で理想だ。生きていたら順境も逆境もあり、なかなか難しいけど」と言う考えも少しづつ私の中に芽生えていた。それだけに、ボランティアをさせてもらい一人で病院周りの草むしりをしていても、困っている人を助けている病院の草むしりをしているんだと言う自己満足があった。

また、一般企業しか体験していなかった私にとって、人間の持つマンパワーである社交性、知力、体力を人の健康のリカバリーのために使っておられる病院で働く人の姿も新鮮だった。

個人的にも「主体的に動く大切さ」を知り、長い田舎暮らしの中で目立たず、騒がず静かにしておく事が、世間体にうるさい田舎暮らしにとって安全だと言う考えに自然と固まりつつあったので、私にとって新たな発見となり、今後、親とバトンタッチして家業をしたり、地域の役員活動をして行く上で、大切な事を気付かせてもらえたと思っている。

時間的ゆとりがあれば、今年は帰り道に古典雅楽を習いたいと思っている。


| Copyright 2010,04,28, Wednesday 04:19pm administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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