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TQM活動発表会報告

(この記事は2015年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

TQMの様子
 事務部 次長
 堀田 進

 今年も3月1日(日)に、佛教大学二条キャンパスの講堂をお借りして、第4回西陣病院TQM活動発表会を行いました。「TQM」とは Total Quality Management (トータルクオリティマネジメント)の略語で、TQM活動とは患者さん中心のチーム医療の実現と、病院の質向上のための小集団活動を指します。今年は7チームがいろいろなテーマに取り組みました。災害時の備えについての取り組みや、リハビリに関するもの、入院患者さんの食事に関するものなど、他にもたくさんのテーマがありましたが、やはり患者さんに少しでも良質で安全な医療を提供したいという思いが中心となっています。

 活動開始から4年目を迎え、発表内容もかなりレベルが上がってきており、寸劇あり、歌やダンスなどのパフォーマンスも充実してきました。また、院外からは大分県立病院、草津総合病院のスタッフを招待させていただき、素晴らしい発表をしていただきました。しかし一番大切なことは、発表会をゴールにすることなく、活動を通して改善してきたことをこれからも継続して実践し、さらに改善を重ねていくことであると我々は考えています。

 今回の最優秀賞は、臨床工学科を中心とするチーム(チーム名:世紀末輸液救世主伝説 点シロウ)で、テーマは輸液環境の改善についての取り組みでした。

 西陣病院ではこれからも様々な活動を通じて、患者さんを中心とした医療、病院の質向上を目指します。

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透析センターにおける災害対策 ~患者さん対象避難訓練開催報告~

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


松田副主任 透析センター災害対策委員会
 臨床工学科副主任
 松田 英樹


 昨年初秋の10月5日(日曜日)に、本館2階透析センターにおいて、災害対策の一環として患者さん対象避難訓練を実施しました。「透析治療中に火災が発生し、治療を中止して避難・誘導を行う」という想定のもとに、当院で透析を受けておられる患者さんに実際に体験していただきました。透析センターでは、普段から、透析治療中にトイレ休憩をとられる患者さんと透析機器の離脱手技を行っており、その手技を災害時に行う手技と同じようにしております。その成果からでしょうか、スタッフより避難訓練当日もあせらずに行動できた、との声がありました。また参加された患者さんからは、初めての訓練で緊張したけれど落ち着いて行動出来た、スタッフの方が大きな声で誘導してくれたので安心した、夜の暗いときに停電になったらどうなる、などのご感想・ご意見をいただきました。

 患者さんの中には、杖を用いての歩行や車イスを使用されている方もおられます。そのような方の避難誘導は、声かけ・目配り・気配りに注意しながら安全に行う事が大前提です。医師・看護師・臨床工学技士・看護アシスタント等のスタッフが、コミュニケーションをとりながら2階から1階へと階段を利用して無事避難することが出来ました(写真)。
災害対策は、日頃からの心がけと繰り返し訓練することが大事であると考え、今後も定期的に実施して災害に備えたいと思います。

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笑う門には福来たる

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



福本医師 外科 副部長 福本 兼久


 皆様、明けましておめでとうございます。一昨年、故・宮垣部長が若くしてご逝去され、突然、外科の責を担うことになりました。昨年は、出口のない迷路に迷い込んだかのように途方に暮れる日々もありましたが、他の外科スタッフや他科の先生方、看護師さん、コメディカルスタッフの方々のご協力のおかげで、新年を無事迎えることができました。また、近隣の先生方の暖かいご支援、ご指導もあり、当科での治療を希望しご紹介頂ける患者さんも増え、昨年の外科手術件数も前年とほぼ同等となりました。

 当科では、高木副部長が企業と共同開発した内視鏡外科専用器具を用い、低侵襲手術である単孔式内視鏡手術を早期より導入し、特に、単孔式腹腔鏡下胆嚢摘出術、単孔式腹腔鏡下虫垂切除術、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術は、多くの患者さんにご満足頂いております。また、がんの治療も手術に限らず、化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療など様々な治療法が選択できるようになり、個々に応じた治療後のQOL(生活の質)が重視されています。そのためには、医師だけではなく、様々な職種が一人の患者に携わるチーム医療が不可欠であり、当院の特色でもある他職種間のチームワークを更に強化し、より良質な医療を提供できるよう、スタッフ一同精進して参ります。

 「笑う門には福来たる」と申します。全ての患者さんにとって笑顔の一年となりますよう、外科一同頑張りますので、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

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明けましておめでとうございます

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


 西陣病院 内科 副部長 中森 診


 循環器内科は、高血圧、虚血性心疾患、心不全、不整脈などの循環器疾患を有する患者さんの診療を担当する科です。高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病を有する患者さんの増加と人口の高齢化によって循環器疾患の患者さんが増加の一途を辿っています。西陣病院は発足以来、西陣地区を主なる診療圏として、病診連携のもとに患者さんそして地域のニーズに応えて参りました。

 10 年前に西陣病院に赴任させて頂いた時には循環器科医師はわずか2 名でしたが現在は5 名に増え、救急医療を含めた様々な循環器疾患を診療させて頂いています。

 急性心筋梗塞症や急性心不全などの救急治療をはじめとして、経皮的冠動脈ステント留置術(冠血管をバルーンカテーテルで広げ、ステンレス製の網状の筒を血管内に植え込み血流を十分に確保する方法)や徐脈性不整脈に対するペースメーカー移植術,末梢動脈疾患(足や手の動脈が動脈硬化によって狭くなったり詰まったりして血液の流れが悪くなることでさまざまな症状をひき起こす病気)に対する末梢動脈血管形成術などの診療を行ってきました。循環器内科では、特に循環器室での治療の時には、安 全(Safety)に迅速(Speedy)かつシンプル(Simple)に治療し、患者さんにやさしく(Soft)笑顔で接する(Smiling)ことの「5S」を心がけております。

 我々が目指す循環器医療の目標は、「患者さんのために全力を尽くす」ことです。循環器室での検査・治療は医師だけでは行うことができませんので、看護師,臨床工学技士,診療放射線技師とともに力を合わせ、チームワークを大切に、地域の住民の皆様のために質の高い安全・安心な最善の医療を提供すべく、患者さんに信頼される循環器内科を目指してスタッフ全員が一丸となってがんばっていますので、西陣病院循環器内科にどうぞお気軽にご相談ください。

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チーム医療でさらなるレベルアップを図ります

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


松浦先生 院長補佐 松浦 史良

 明けましておめでとうございます。西陣病院に赴任して30 年以上が過ぎました。この期に及んで毎日同じことの繰り返しで疲れてしまうなあと感じている今日この頃です。こんな不届きな輩は私だけだと思いますが。

 昨今の医療のシステムはチーム医療と呼ばれるもので、患者さんを中心に置いて医師,薬剤師,看護師やその他の医療職が専門性を最大限に発揮し,かつ,各部署同士が連携・協働して提供する医療を行っています。実際入院されると経験されると思うのですが、医師や看護師以外に薬剤師、管理栄養士、ソーシャルワーカーなど多くの部署の人間がベッドサイドに訪れます。

 西陣病院でも各部署が毎日同じことを繰り返しながら少しでもレベルアップを図れるよう努力しています。それぞれの部署が少しでもレベルアップすることで患者さんにはより安全で良質な医療を提供できるのだから。

 どんな仕事もそうですが、やはり毎日同じことを繰り返しながら腕を磨くことの大切さをしみじみ感じる今日この頃です。初老医師のつぶやきと聞き流してください。

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