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(この記事は2008年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
西陣病院栄養科 川島裕子
脂質異常症チェック!
目標 : 総コレステロール 220㎎/dl未満
LDLコレステロール 140㎎/dl未満
HDLコレステロール 40㎎/dl以上
中性脂肪 150㎎/dl未満
(合併症をお持ちの場合は値が変わります)
改善策
①まずは食事量を適量に
1日3食規則正しく
食事内容は1食に主食(茶碗1杯)・主菜1品・副菜(野菜料理)2品の組み合わせで
②「あぶら」は質と量に注意
油を使った料理は1日2品程度に(ドレッシング、マヨネーズも1品と考えます)
揚げ物の摂り過ぎは要注意
天ぷら1人前=おちょこ半分強の油
肉より魚を積極的にとり入れましょう
③コレステロール含有量の多い食品は1回の摂取量や頻度を考えて
卵は1週間に3個までに
脂の多いお肉(霜降り、ばら肉など)は程ほどにして、
ささみ・ヒレ肉などをとりいれましょう
牛乳は低脂肪乳がおすすめです
④野菜を毎食摂りましょう(1日400gを目標に)
豆類、きのこ・海藻類など食物繊維を積極的に摂り入れましょう
⑤アルコール、お菓子の摂り過ぎに注意しましょう
⑥水分補給を忘れずに
前回の記事です
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第1回[2008年1月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第2回[2008年3月]
続きの記事です
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第4回[2008年7月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第5回[2008年9月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第6回[2008年11月]
過去の関連記事です
メタボリックシンドロームについて[2006年9月]
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(この記事は2008年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
デイケア室主任 作業療法士 石原祐子
前回は老年期のうつの特徴についてご紹介しました。今回は、ご高齢の方のうつの予防についてお話したいと思います。
若いころには、「うつなんて関係ない」と思っていた人でも、年齢を重ねて病気や人との別れを経験する中で、うつの症状が出てくることがあります。うつの予防のために、生活の中で次のようなことを心がけてみてください。
1.生活のリズムをととのえる
何もすることがないからと、体の調子がよいのに昼間から横になっていませんか? 昼と夜が逆転すると、うつの症状が出ることがあります。起きる時間、食事の時間を決め、規則正しい生活を送りましょう。また、できれば朝いちばんに明るい光をあびるようにしましょう。
2.体を動かす時間をつくる
「体の症状や先々の心配事ばかりに気が向いて、1日中落ち込んでいた」と言われる方が多くおられます。体を大切にしながら、動ける部分はよく動かして活動性を高め、体力を回復し、自分の健康な部分に目を向けてゆくことが大切です。まずは1日5分でも、簡単な体操からはじめてみましょう。
3.人との交わりを積極的に
高齢になるにつれて、親しい友人や家族と死別し、仲のよい人に会いに行くのもむずかしくなってきます。同じ年代の人との交流の場をさがして、できるだけ定期的に参加してゆきましょう。同世代のなじみの人と苦労を分かち合ったり、支えあったりすることで、おどろくほど元気を取り戻される方がたくさんおられます。
4.声を出す
音読をすることが脳の活性化につながるということが、最近話題になっていますね。実際、黙読するのと比べて、脳全体が活発に働くようです。本を読む、声を出す、うたをうたうなどやってみてください。また、悲しい気持ちやつらい気持ちを心の中にとじこめておくと、心が不健康になりがちです。うつの予防のために、自分の気持ちをことばにすることも、ぜひおすすめしたいと思います。
5.自分の役割をさがす
仕事も引退して、家のことも家族にまかせて、もう自分は 何の役にもたたないと思っておられませんか? 仏さんのお世話、せんたくものをたたむ、ご家族の健康を祈る、など、小さなことでも、自分にできる役割をさがしてみましょう。
6.相談できる人をもつ
年齢を重ねると、ちょっとしたことで、だれにも相談できずに悩み続けて、心身ともに具合が悪くなってしまうということがあります。気軽に相談できる友人や窓口をもつこと、小さなことでも、遠慮せずに相談する習慣を身につけることを心がけましょう。
デイケア(通所リハビリテーション)では、介護保険「要支援」「要介護」の方に、うつの予防と回復にも配慮しながら、体と心のリハビリを目的とした活動をおこなっております。お問い合わせ、ご見学ご希望の方は、電話:075-461-8800(代)からデイケア室を呼び出していただくか、直接、西館地下1階デイケア室までおたずねください。
(前回の記事です)
老年期のうつについて-第1回
老年期のうつについて-第2回
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(この記事は2008年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
西陣病院栄養科 山本茂子
食生活習慣
習慣の改善
①不適切な食習慣
(1)血圧が高めな人へ
高血圧を放置しておくとやがては心臓病や脳卒中へとつながる場合がありますので注意してください。
血圧チェック
収縮期(最高)血圧値130mmHg以上 拡張期(最低)血圧値85mmHg以上
の両方またはいずれかが該当する場合
高塩分→高血圧
塩分を減らす工夫
1.昆布、かつおなどでだしをしっかりとる (八方だし)
2.香味野菜や香辛料を利用する
3.漬物・加工食品の摂取は控える
4.みそ汁などの汁物は1日1回までにする
八方だし(万能だし)
八方だし100cc→しょうゆ5cc=塩1g
作り方
1、鍋にみりんを50cc入れ、火をつける
2、みりん沸騰させアルコールを飛ばす
3、淡口しょうゆ50ccをいれ火を止める
4、だしで1リットルにのばす
お浸し
塩分1g 小松菜60g 淡口しょうゆ小さじ1
→八方だし使用の場合 塩分0.5g 小松菜60g 八方だし50cc
減塩で手作りつけもの!!
1人分 塩分0.2g
切り干し大根 6g 土生姜1g たかのつめ 少々 刻み昆布適量 酢5cc 八方だし20cc
作り方
1、切り干し大根は良く洗い、水に戻した後(3分程度)固く絞る。
2、1を食べやすい大きさに切る
3、鍋にたかのつめを入れ軽くいったところへ酢を加え、沸く手前で八方だしをいれる
4、3を沸かした後火を止めて切干大根を入れる
5、4をボールにうつし針生姜、刻み昆布を入れて冷ます
前回の記事です
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第1回[2008年1月]
続きの記事です
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第3回[2008年5月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第4回[2008年7月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第5回[2008年9月]
「メタボリックシンドローム」と生活習慣の改善-第6回[2008年11月]
過去の関連記事です
メタボリックシンドロームについて[2006年9月]
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(この記事は2007年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
デイケア室 作業療法士 石原祐子
前回はうつのチェックリストをご紹介しました。今回は、ご高齢の方のうつの特徴についてお話したいと思います。
「うつ」というと、一般的に「気分が落ち込み、何もしたくない憂うつな状態がつづく」というイメージをいだかれると思います。ところが、ご高齢者の方の場合は、「仮面うつ病」といって、体の症状の訴えが強いために、心の症状がおおいかくされてしまうことが少なくありません。たとえば、頭が重い、めまい、しびれ、肩こり、胃の不快感、便秘や下痢をくりかえす、食欲がない、眠れないなど、いろいろな症状がおこってくるのです。しかし、検査をしても特に問題がないことがあります。異常がないのに「病気である」と思いこんで心配されることもあります。体の症状にとらわれてうつであることを見逃してしまわないよう、注意が必要です。
心の症状としては、悲観的になったりおちこんだりするよりも不安が強かったり、いらいらしてじっとしていられないという症状が目立つことが多いようです。
もうびとつの特徴は、「仮面認知症」といって、認知症とよく似た症状があらわれることです。「急にぽんやりして、反応がにぶく、ものを忘れるようになった」ということで「認知症がはじまった」と思ったら、実はうつであったということがあるのです。
うつによる「仮面認知症」は、次のような点で「認知症」と異なります。親しい人を亡くしたり役割と失うなどのきっかけが思い当たる場合が多い、症状は軽度の記憶障害が中心だが生活への影響が大きい、質問されてもすぐに答えられず「わかりません」「できません」との回答が多い、自分の物忘れを強く意識して強調される、などです。(ただし、認知症の初期にうつ症状が出ることもあります)うつが回復に向かうと、このような症状はなくなってゆきます。
「うつ」は治療できる病気です。今述べましたように、ご高齢の方の場合は他の病気と区別がつきにくいことがありますので、気になられる方はぜひ、主治医や専門医にご相談ください。
デイケア(通所リハビリテーション)では、介護保険「要支援」「要介護」の方に、うつの予防と回復にも配慮しながら、体と心のリハビリを目的とした活動をおこなっております。お問い合わせ、ご見学ご希望の方は、電話:075-461-8800(代表電話)からデイケア室を呼び出していただくか、直接、西館地下1階デイケア室までおたずねください。
(前回の記事です)
老年期のうつについて-第1回
(続きの記事です)
老年期のうつについて-第3回
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(この記事は2007年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 小笹清香
堀川ごぼう
ごぼうは年間を通して出回っていますが、秋物が香り高く、晩秋~冬が旬。
特に京都の堀川ごぼうは、長さ1m、直径10㎝もある大きなもので、食物繊維が多く便通に効果的です。
近年は、リグニンという成分に抗ガン作用があることがわっています。
堀川ごぼうの肉詰め
(223kcal 、食物繊維6.0g)
【材料 2人分】
堀川ごぼう 1/4本
人参 10g
ねぎ 5g
牛ミンチ 100g
卵 1/2ケ
だし汁 200㏄
酒 大さじ1/2
小麦粉 大さじ1/2
酢 少々
醤油 大さじ1.5
みりん 大さじ1
-作り方-
①堀川ごぼうは包丁の背で皮をむき、10㎝くらいの長さに切り、酢を少々入れた湯で下茹でする。
②ねぎと人参はみじん切りにし、ミンチと卵、塩(少々)を入れてよく練る。
③ごぼうの穴の中に小麦粉を振って、②を詰める。
④だし汁と醤油、みりんを煮立てて、③を入れて煮込み、煮えれば輪切りにして盛り付ける。
すぐき菜
起源は400年前。京都市の上賀茂に伝わるすぐき菜は、京都御所からの種子が辺りに広まったものと言われています。
近年話題の乳酸菌「ラブレ菌」が豊富に含まれており、このラブレ菌は腸内で生きていく力が強く、
腸内環境を整える作用があります。
すぐき菜のからし和え
(45kcal、食物繊維4.0g)
【材料 2~3人分】
すぐき菜 1束
からし 少々
砂糖 小さじ1
醤油 大さじ1
-作り方-
①すぐき菜は茹でて水をきり、4cmくらいの長さに切る。
②からしと砂糖、醤油を混ぜて、①を和える。
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