NEWEST /
< NEXT
BACK >
(この記事は2014年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 木村 美枝子
◆京都では普段家庭でつくるおかずのことを「おばんざい」「おまわり」
などと言います。
「おばんざい」は風味あるおだしを基本に、滋味あふれる京野菜、豆腐、白みそ、麩、湯葉や一塩物などを組み合わせています。京都の商家を中心に、月のうちの「何の日に何を食べる」というおきまり料理が定着していたようです。身体に必要な栄養を摂るだけでなく、今日は何日かを再認識し、暮らしにメリハリをつける役割もあり合理的な生活の知恵がうかがえます。
|
飽きのこないおばんざい
●水菜とお揚げの炊いたん
1人分:
エネルギー 73kcal
たんぱく質4.7g
塩分 0.8g | |
材料 (4人分)
|
作り方
|
(1) | 水菜は塩少々入れたたっぷりのお湯でさっとゆで、水をとり、そろえて水気をきって4cmの長さに切る |
(2) | 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、幅を三等分にし、短冊に4cmの幅にきる。 |
(3) | なべにだしと調味料を入れて煮立て、②を入れて味が含むまで煮る。 |
|
|
水菜 | 200g |
油揚げ | 60g |
だし | 300ml |
みりん | 小さじ1 |
薄口しょうゆ | 大さじ1 |
|
☆旬の食材「水菜」これからの「なべ物」にもおすすめです。 |
|
|
|
| Copyright 2014,11,01, Saturday
12:00am
administrator |
comments (x) |
trackback (x) |
(この記事は2014年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 北奥 直美
栗は縄文時代から食され平安時代の初期には丹波地域で栽培され始めたようです。
丹波栗は古くから京の都への献上品として使われてきました。大粒で色つやがよく、料理に使っても煮崩れや色落ちしにくく日本一のと言われています。旬は9月中旬~10月中旬の1カ月足らずの短い期間だけで、最高級品とされています。
栄養メモ
渋皮も含めると食物繊維はさつま芋の2 倍もあります。
ビタミンCはミカン並に含まれ、でんぷん質につつまれているので加熱による破壊が少なく効率的に取れます。 |
|
●栗ご飯
1人分:
エネルギー 376kcal
塩分 1.1g
食物繊維3.5g | |
材料 (4人分)
|
作り方 |
(1) | 米は炊く30分以上前に洗ってざるに上げ、水気をきっておく。 |
(2) | 栗はたっぷりの熱湯を注ぎ、湯が冷めるまでおいて皮を柔らかくする。渋皮ごと包丁で剥き、水にさらす。 |
(3) | 炊飯器に①を入れ水440mlと調味料を入れる。 |
(4) | 底からひと混ぜして平らにならし、栗を広げて入れ、普通に炊く。 |
|
(5) | 炊きあがったら黒ゴマをふる。 |
|
|
米 | 2カップ |
丹波栗(皮付き) | 300g |
黒いりごま | 少々 |
酒 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
みりん | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ3/4 |
|
| Copyright 2014,09,01, Monday
12:00am
administrator |
comments (x) |
trackback (x) |
(この記事は2014年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 林 香里
◆冬瓜の由来は
冬瓜は7~8月に収穫される夏が旬の野菜です。丸ごと冷暗所で保管すれば、冬まで保存ができることから、冬瓜と名付けられたと言われています。
栄養メモ
100gあたり約16kcalと低カロリーの野菜で、成分の約95%が水分からなり、体を冷やす効果や利尿効果があります。冬瓜自体の味は淡白なのでさっぱりした食感にあり、幅広い料理に使えます。
魚介類や鶏肉などの旨みのある食材と合わせると味が引き立ちます。 |
|
食べ物で暑さをはらう!
●冬瓜の冷製そぼろあんかけ
1人分:
エネルギー 96kcal
塩分 0.8g | |
材料 (2人分)
|
作り方
|
(1) | 冬瓜は、食べやすい大きさに切り、中のわたを取り、皮を厚くむく。 |
(2) | ①をだしでやわらかく煮て、いったん鍋から出す。 |
(3) | 残りのだしに挽肉と酒を入れ、煮たてあくを丁寧に取り、Ⓐで味をつける。 |
(4) | 生姜を加え一煮立ちさせた後、水溶き片栗粉を回し入れる。 |
|
(5) | 冬瓜を鍋に戻しあんとからめ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。 |
|
☆ねぎ、絹さや、グリンピースなどの野菜を加えると彩りが良くなります。 |
|
冬瓜 | 200g |
生姜みじん切り | 大さじ1弱 |
鶏ミンチ | 50g |
酒 | 大さじ2 |
A
|
淡口醤油 | 小さじ2 |
みりん | 小さじ2 |
砂糖 | 小さじ1 |
水溶き片栗粉 | |
|
|
|
| Copyright 2014,07,01, Tuesday
12:00am
administrator |
comments (x) |
trackback (x) |
(この記事は2014年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 小笹 清香
舞鶴市発祥の京野菜で5月上旬~9月中旬にかけて多く出回ります。果肉が大きくて分厚く軟らかく、辛くなく種が少ないなど食べやすいことが特徴で、その大きさから「唐辛子の王様」と呼ばれています。
栄養メモ
万願寺とうがらしはピーマンの約2 倍量のビタミンAを含んでおり、油と組み合わせることでさらに吸収が良くなります。 |
|
●万願寺とうがらしの炒め物
1人分:
エネルギー 250kcal
塩分 1.5g | |
材料 (2人分)
|
作り方
|
(1) | 万願寺とうがらしはヘタを取って身に切り込みを入れる。茄子、豚肉は一口大に切る。 |
(2) | フライパンにサラダ油とごま油を熱し、茄子と万願寺とうがらしを炒める。茄子がしんなりしたら火を止めて皿に取る。 |
(3) | 同じフライパンで豚肉を炒め、火が通ったら先に炒めた②をフライパンに戻し、砂糖を入れて炒める。 |
(4) | さらに、めんつゆと醤油と水を加えて炒め、汁気がなくなる直前にじゃこを加えて絡ませて出来上がり。 |
|
|
万願寺唐辛子 | 100g |
茄子 | 1本 |
豚肉 | 100g |
じゃこ | 5g |
サラダ油 | 大さじ1 |
砂糖 | 大さじ1 |
めんつゆ(2倍濃縮) | 大さじ1.5 |
水 | 50cc |
ごま油 | 大さじ1 |
|
| Copyright 2014,05,01, Thursday
12:00am
administrator |
comments (x) |
trackback (x) |
(この記事は2014年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 今井 文恵
春の代名詞ともいわれるたけのこ。京都の伝統野菜として定義されています。京たけのこは、皮が白く、アク・えぐみがなく柔らかい歯ごたえで、特有の甘味があり日本一の評価を得ています。
京たけのこの栄養
食物繊維が多く、便秘改善に効果的です。蛋白質と炭水化物を多く含み、血圧を低下させるミネラル「カリウム」が豊富です。新陳代謝を高める旨味のもとのアミノ酸「チロシン」を含みます。
|
京たけのこを使った料理 |
|
●京たけのこの木の芽あえ
1人分:
エネルギー 61kcal
塩分 0.9g
食物繊維2g | |
材料 (2人分)
|
作り方
|
(1) | たけのこを4等分にして5分ほど湯がいた後、小さめのひと口大の乱切りにする。 |
(2) | 木の芽の葉だけを包丁で細かく刻んだあと、すり鉢に入れてさらに細かくする。(この中にほうれん草を少々加えることで、美しい緑色を出すことができます。) |
(3) | 白味噌に酒、みりん、砂糖を加える。 |
(4) | ②に③を加えて、混ぜ合わせる。 |
|
(5) | ①の水気を拭き取り、④に和えてできあがり。 |
|
|
たけのこ | 100g |
白味噌 | 30g |
酒 | 小さじ1/2 |
みりん | 小さじ1/2 |
砂糖 | 小さじ1 |
木の芽 | 6~8枚 |
ほうれん草(青よせ) | 少々 |
|
| Copyright 2014,03,01, Saturday
12:00am
administrator |
comments (x) |
trackback (x) |
NEWEST /
PAGE TOP /
< NEXT
BACK >