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(この記事は2016年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 小笹 清香
上賀茂柊野で栽培されている伝統野菜で6月~9月中旬頃に収穫され、お盆のお供え物にも使われています。
莢は90cm程と長く「三尺ささげ」とも称され、未熟な莢には風味があり、熟期が進んでも莢の硬化が遅く柔らかく、煮物・浸し・天ぷらなど様々な料理に適しています。
栄養メモ
ビタミンB 群を多く含み、疲労回復など夏場のビタミン補給におすすめです。中でも「造血ビタミン」とも呼ばれる葉酸も多く、貧血予防にも効果的です。 |
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●柊野ささげと油揚げの煮物
1人分:
エネルギー 220kcal
たんぱく質 12.5g
塩分 0.7g
葉酸115μg | |
材料 (4人分)
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作り方 |
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(1) | 油揚げは油抜きして1cm幅の短冊切りにし、ささげは4~5cmの斜め輪切りにする |
(2) | 鍋にオリーブ油を熱し、弱火~中火でささげを炒め、しんなりしたら油揚げを加えてさっと炒め合わせる |
(3) | (2)にだし汁と調味料を加え、約5分煮込んで(※煮詰め過ぎない)火を止め、そのままフタをして蒸らして味を馴染ませる |
(4) | あら熱が取れたら器に盛って出来上がり |
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柊野ささげ | 150g |
油揚げ | 1枚 |
サラダ油 | 小さじ2 |
だし汁 | 200ml |
砂糖 | 小さじ2 |
淡口しょうゆ | 大さじ1 |
酒 | 小さじ2 |
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| Copyright 2015,07,01, Wednesday
12:00am
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(この記事は2015年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 林 香里
トマトは、冷涼で強い日差しを好み、高温多湿を嫌う性質があるため、真夏のものよりも春~初夏や秋~初冬のものが美味しいと言われています。
| 美味しいトマトを見分けるポイントは・・・ |
(1) | へたが濃い緑でイキイキしているもの。 |
(2) | お尻にきれいな★マークが出ているもの。 |
(3) | 果肉の赤色が濃いもの。 |
栄養メモ
トマトに含まれるリコピンは、「抗酸化作用」が強く、生活習慣病予防や、老化抑制効果があります。リコピンは、トマトを加熱し細胞膜が破れることで吸収されやすくなります。特に油を使った調理法で吸収性が向上します。
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●トマトと卵の中華スープ
1人分:
エネルギー 84kcal
たんぱく質 4.2g
塩分 1.1g
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材料 (2人分)
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作り方
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(1) | トマトは湯むきして、適当な大きさに切る。 |
(2) | 鍋でネギとしょうがをサラダ油で炒め、中華スープを加えて、煮立ったらトマトを入れる。 |
(3) | (2)を醤油、塩、こしょうで調味して、水溶き片栗粉で薄くとろみをつける。 |
(4) | 卵を割りほぐし、煮立っているところへ箸を伝わらせて加える。 |
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トマト | 1個 |
卵 | 1個 |
ネギ | 大さじ1 |
しょうが | 小さじ1 |
サラダ油 | 小さじ1 |
中華スープ | 300ml |
醤油 | 小さじ1 |
塩・こしょう | 少々 |
水溶き片栗粉 | 適量 |
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| Copyright 2015,05,01, Friday
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(この記事は2015年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 河本 久美子
ふきは数少ない日本原産の野菜で、旬は春(3~5月)です。
豊かな香りとほろ苦さがあり、春の訪れを感じられる山菜の一つです。葉がみずみずしく鮮やかな緑色の新鮮なものを選びましょう。
栄養メモ
ふきに含まれる不溶性食物繊維は腸の運動を活発にして便の排泄を促す働きがあります。苦みや香りの成分であるポリフェノール類を含み、抗酸化作用が注目されています。 |
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●ふきの煮物
1人分:
エネルギー 25kcal
塩分 0.7g
食物繊維0.7g | |
材料 (2人分)
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作り方 |
| (ふきのアク抜き)
ふきがお鍋に入る長さに切り、塩をまぶして板ずりしてから鮮やかな緑色になるまで熱湯で数分ゆでる。冷水にとり、皮をむいてからしばらく水にさらす。 |
(1) | アク抜きしたふきを3~4cmぐらいに切る。 |
(2) | だし汁に調味料を加え、ひと煮立ちしたらふきを加え、落し蓋をして弱火で煮る。 |
(3) | 煮汁が半分弱ぐらいになったら火を止める。 |
(4) | 器に盛って、花かつおを飾る。 |
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ふき | 100g |
花かつお | 少々 |
だし汁 | 200ml |
酒 | 大さじ1/2 |
みりん | 大さじ1/2 |
淡口しょうゆ | 大さじ1/2 |
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| Copyright 2015,03,01, Sunday
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(この記事は2014年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 木村 美枝子
◆京都では普段家庭でつくるおかずのことを「おばんざい」「おまわり」
などと言います。
「おばんざい」は風味あるおだしを基本に、滋味あふれる京野菜、豆腐、白みそ、麩、湯葉や一塩物などを組み合わせています。京都の商家を中心に、月のうちの「何の日に何を食べる」というおきまり料理が定着していたようです。身体に必要な栄養を摂るだけでなく、今日は何日かを再認識し、暮らしにメリハリをつける役割もあり合理的な生活の知恵がうかがえます。
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飽きのこないおばんざい
●水菜とお揚げの炊いたん
1人分:
エネルギー 73kcal
たんぱく質4.7g
塩分 0.8g | |
材料 (4人分)
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作り方
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(1) | 水菜は塩少々入れたたっぷりのお湯でさっとゆで、水をとり、そろえて水気をきって4cmの長さに切る |
(2) | 油揚げは熱湯をかけて油抜きし、幅を三等分にし、短冊に4cmの幅にきる。 |
(3) | なべにだしと調味料を入れて煮立て、②を入れて味が含むまで煮る。 |
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水菜 | 200g |
油揚げ | 60g |
だし | 300ml |
みりん | 小さじ1 |
薄口しょうゆ | 大さじ1 |
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☆旬の食材「水菜」これからの「なべ物」にもおすすめです。 |
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| Copyright 2014,11,01, Saturday
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(この記事は2014年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
栄養科 管理栄養士 北奥 直美
栗は縄文時代から食され平安時代の初期には丹波地域で栽培され始めたようです。
丹波栗は古くから京の都への献上品として使われてきました。大粒で色つやがよく、料理に使っても煮崩れや色落ちしにくく日本一のと言われています。旬は9月中旬~10月中旬の1カ月足らずの短い期間だけで、最高級品とされています。
栄養メモ
渋皮も含めると食物繊維はさつま芋の2 倍もあります。
ビタミンCはミカン並に含まれ、でんぷん質につつまれているので加熱による破壊が少なく効率的に取れます。 |
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●栗ご飯
1人分:
エネルギー 376kcal
塩分 1.1g
食物繊維3.5g | |
材料 (4人分)
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作り方 |
(1) | 米は炊く30分以上前に洗ってざるに上げ、水気をきっておく。 |
(2) | 栗はたっぷりの熱湯を注ぎ、湯が冷めるまでおいて皮を柔らかくする。渋皮ごと包丁で剥き、水にさらす。 |
(3) | 炊飯器に①を入れ水440mlと調味料を入れる。 |
(4) | 底からひと混ぜして平らにならし、栗を広げて入れ、普通に炊く。 |
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(5) | 炊きあがったら黒ゴマをふる。 |
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米 | 2カップ |
丹波栗(皮付き) | 300g |
黒いりごま | 少々 |
酒 | 大さじ2 |
醤油 | 小さじ1 |
みりん | 大さじ1/2 |
塩 | 小さじ3/4 |
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| Copyright 2014,09,01, Monday
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