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新年のごあいさつ 平成二十三年 元旦

(この記事は2011年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

院長 伊谷賢次 西陣病院 院長 伊谷賢次

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

 21世紀は、医療制度改革から始まり、経済不況、政治の混迷により福祉医療の取り巻く環境も厳しいものとなりました。このような厳しい状況でも、当院の目指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することにあります。そのためには、ハード面、ソフト面ともさらに充実させなければなりません。

 ハード面では、平成20年に本館増改築、西館の改修工事を終了し、今日の患者さまのニーズに十分お答えできる医療環境の容積を確保することが出来ました。また、画像診断センターの開設による最新機種の更新、手術室の増室・改修を行いました。しかし、患者さまの情報量が多くなるに従い、平成16年に導入したオーダリングシステムの情報処理が遅くなり、昨年9月に最新のオーダリングシステムに更新しました。新しいシステム導入後、情報処理が速くなり、診療はもちろんのこと、病院全体の動きも良くなりました。良質な医療を提供するには出来るだけ最新の機器整備が必要であり、今後も計画的に最新の医療機器の更新を行っていきます。

 ソフト面では、今後さらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。医師、看護師などのマンパワーの確保はもちろんのこと、病院全体として職員の教育にも力を入れています。職員の学会活動や院内研修会での参加型の教育はもちろんのこと、看護部では、昨年4月より教育専従の看護師を採用し、決め細やかな看護教育を行える体制を整えました。今後も、職員全体が、患者さまを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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新年のごあいさつ 平成二十二年 元旦

(この記事は2010年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

院長 伊谷賢次西陣病院 院長 伊谷賢次

明けましておめでとうございます。

皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

21世紀は、医療制度改革から始まり、経済不況により福祉医療を取り巻く環境はさらに厳しいものとなりました。しかし、当院の目指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することにあります。そのためには、ハード面、ソフト面ともさらに充実させなければなりません。

ハード面では平成16年に本館増改築工事を着工し、平成20年3月に今日の患者さまのニーズに十分お応えできる医療環境の容積を確保することが出来ました。その間、西館も本館同様の療養環境確保のために、すべての病室を6床から4床に改修工事を行いました。また、平成20年11月から手術室の増室・改修工事に取り組み、平成21年3月に無事完了し、4月より新手術室が稼動しました。すべての手術室はHLED無影灯(日本初)を設置し、21インチ天井吊り下げ型ハイビジョンTVモニターも併設しましたので、直視下、鏡視下とも良好な視野が得られ、より安全な手術が可能になりました。このような大規模な増築・改修が無事に完了できましたのも、患者さまや地区住民の皆様のご理解やご支援のお陰と深く感謝申し上げます。今後はこの設備と機能を、如何により良く活用して行くかが、私共職員の最大の課題であろうと思っております。

ソフト面では今後さらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。診療体制の充実には医師のマンパワーが必要ですが、今は医師不足の時代です。当院では、平成21年2月に日本内科学会教育関連病院に認定されましたので、今後は内科医を目指す若い医師の育成にも力を注ぎたいと考えています。また、当院の柱のひとつである透析医療や中高年層の多い地域の病院ですので、合併症の多い患者さまが安心して安全で高度な医療を受けていただけるには各科医師の連携はもちろん看護師をはじめ、すべての医療スタッフのチームワークが必要です。職員全体が、患者さまを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。


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私たちは生活の援助のプロです

(この記事は2009年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


看護部 部長 中島美代子



皆さま、はじめまして。7月1日付で、西陣病院の看護部長に就任いたしました中島美代子と申します。



私は、この3月まで、患者さまを直接お世話する病院ではなく、未来の看護師の育成の場である看護学校で教員として、学生の教育を行っておりました。私自身の経歴としては、病院で看護師として働いた期間のほうが長く、その中で出会った沢山の患者さまに、沢山の大切なことを教えていただきました。その学びが、看護師として働く、私の考え方や姿勢に大きな影響を及ぼしてきたと思っています。私は、学生たちに「看護は患者さまを看ることで学び、看護の評価は患者さまによって与えられる」と教えてきました。看護は私達が患者さまに何をするかではなく、患者さまが求めているものに、私達看護師が持つ知識や、技術でどうお答えするか、あるいはお手伝いするかだと思います。看護師は生活の援助のプロです。患者さまが病気や怪我をし入院する病院の中でも、患者さまの生活は続いています。痛くて苦しい生活を送っている方の苦痛をどのようにして取り除くか。また、病気になり不安になって過ごしている患者さまの不安をどのように緩和するか。自信をなくしてしまって落ち込んでいる患者さまに、どのようにして自信を取り戻していただき、家に帰っていただくか。そのために、私達は、患者さまの症状や検査の結果を観察し、患者さまのお話を聴き、今、何にお困りになっているのか、どんなことが苦しいのか、一緒に感じ、悩み、考えます。そして、患者さまと一緒に歩みます。患者さまの健康問題の生活の部分を支えるのが看護師の役割と言えます。



今、西陣病院に入院していらっしゃる患者さまは、病気や怪我をされ、入院し治療を受けていらっしゃいます。治療が進み、退院の日が近づくことはうれしいことだと思います。しかし、元の生活に戻るのは勇気がいることです。いろんな不安をお持ちだと思います。また、お家で待っていらっしゃるご家族の不安も同様のことと思います。患者さまの健康問題の生活の部分を支えるのが看護師の役割であるわけですから、私達は、患者さまやご家族の方々のこの不安も一緒に考えていきます。家に帰るのに、今、ご心配なことは何ですか? お困りなことは何ですか? ご自宅に戻ってどうしたらいいかわからないことはないですか? どうぞ、看護師にご相談ください。「家のトイレは部屋から遠いからそこまで歩けるかどうか自信がない」「家に帰ったら家事をしなければいけないけれど今までと同じようにしても大丈夫なのか」「今までの生活に問題があって病気になったことはわかっているが、どこをどう直して行ったらいいのか、家に帰ったらどんなことに気をつけたらいいのか」私達が患者さまやご家族の方とー緒に考え、患者さまに一番あった方法を見つけ、一緒にリハビリテーションをさせていただきます。患者さまやご家族の方に必要な知識を学ぶことをお手伝いさせていただきます。そして、入院中はできる限り、快適な生活を送っていただけるように看護の力を発揮して参ります。



これからも、西陣病院看護部は患者さまにご満足いただけるような、生活の援助のプロであれるよう、看護師一同努力して参りたいと思います。



新しい看護部長の紹介
中島美代子 看護部長
中島美代子 看護部長 出身地 長野県
血液型 A型
趣味 読書・絵を描くこと

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新年のごあいさつ 平成二十一年 元旦

(この記事は2009年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

西陣病院 院長 伊谷賢次

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

 西陣病院は、地域の福祉医療を担って発足し、現在まで75年間にわたり、地域に密着した良質な医療が提供できるように、施設規模の拡大と医療内容の充実を図ってまいりました。特に、昭和61年の西館竣工後は、当院も京都市北西部の中核病院となりました。

 しかし、時代の流れとともに、医療そのものも高度化だけでなく医療安全など多様化し、患者さまのニーズも変わり、これらに対応できる医療を提供するには、本館は老朽化で手狭となりました。平成16年に本館増改築工事を着工し、平成20年3月に今日の患者さまのニーズに十分お応えできる医療環境の容積を確保することが出来ました。

 この間、地域住民の皆様や地区医師会の先生方はじめ、関係各位より当病院にお寄せ頂きました暖かいご理解とご支援に対して衷心より感謝申し上げます。

 また、本館増改築に合わせて、画像診断センター開設、115床の透析センターのワンフロアー化、西館も本館同様の療養環境確保のための改修工事、1病棟増設、日本病院機能評価受審(Ver.5.0)、7:1看護体制など当院にとって激動の数年間でした。この難局を事無く乗り越えられたのも職員の頑張りのお陰と深く感謝しています。

 この竣工により、今後はこの設備と機能を、如何により良く活用して行くかが、私共職員の最大の課題であろうと思っております。医療の取り巻く環境は厳しいものとなりましたが、当院の目指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することです。

 今後さらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。しかし、中高年層の多い地域密着型の病院ですので、合併症の多い患者さまが安心して安全で高度な医療を受けていただくには各科医師の連携はもちろん看護師をはじめ、すべての医療スタッフのチームワークが必要です。職員全体が、患者さんを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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新年のごあいさつ 平成二十年元旦

(この記事は2008年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

西陣病院 院長 伊谷賢次


 明けましておめでとうございます。

 皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。西陣病院は1934年、地域の人々のための福祉医療を目的に大報恩寺(千本釈迦堂)の境内に西陣診療所として開設されたことが、その始まりです。当時はまだ保険医療制度もなく、治療のための技術も今日に較べればずっと未熟で、地域の人々の健康を守るのにたいへんな環境であったと想像できます。今日では医学は飛躍的な進歩を遂げ、日本の素晴らしい保険医療制度により、西陣病院も福祉医療を使命とし、地域に密着した良質な医療が提供できるように、施設規模の拡大と医療内容の充実を図ってまいりました。

 ところが、21世紀は、構造改革の名の下に医療費が抑制され、医療を取り巻く環境は厳しいものとなりました。しかし、当院の日指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することにあります。そのためには、ハード面、ソフト面ともさらに充実させなければなりません。

 特にハード面では、2005年に念願の病院増改築に着手し、2006年9月に地上5階、地下2階の本館増築の第一期工事が終了しました。地下1階にはPET装置の移設や64列のマルチスライスCT(MDCT)、1.5TのMRIなどの最新機器に更新し、放射線科の常勤医も2名体制となり、画像診断センターを開設しました。2007年7月には本館増築の第二期工事が終了し、地上1階は外来部門で診療環境を整備し、地上2階は透析センターとして115床のワンフロアー化でより安全な透析医療に努力しています。地上3階から5階の病棟は1病床に8平方メートルを確保し(1病室4床)、患者さまのアメニティが向上しました。また、2007年10月に西館も本館と同様の療養環境確保のための病棟改修を行いました。

 ソフト面では、今後さらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。しかし、中高年層の多い地域密着型の病院ですので、合併症の多い患者さまが安心して安全で高度な医療を受けていただけるには各科医師の連携はもちろん看護師をはじめ、すべての医療スタッフのチームワークが必要です。職員全体が、患者さまを主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきます。今年3月の本館増改築後には、ハード・ソフトともさらに良くなり、患者さまが安心して高度な医療を受けていただける病院にしたいと考えています。

 患者さまや地域住民や開業医の先生方からのご意見を真摯に受け止めて、全職員が良質な医療を提供できるように努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭漣をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

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