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退院支援看護師について

(この記事は2017年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

退院支援看護師



  退院支援看護師 
  並河 直美





 私は医療社会福祉課の退院支援室で、患者さんやご家族が安心して退院していただけるようお手伝いをさせて頂く退院支援看護師です。

 当院の退院支援で大切にしていることは病気により予期せぬ生活や人生の再構築を迫られた状態にある患者さんに寄り添い、最大限の回復を目指し、医師・看護師・ソーシャルワーカー・薬剤師・管理栄養士・リハビリテーションのセラピスト等の専門職がチームで関わり退院の支援をさせて頂くことです。

 私は、入院初期から患者さんの病床へ伺い、患者さんやご家族のお話を聞いたうえで、治療後に考えられる状況を予測し、ご自宅に退院された後お困りになる事がないかを一緒に考えます。

 例えば経口摂取が困難で点滴栄養が必要となった方や、痰の吸引が必要な方が退院できる状態に回復されたときに、在宅で必要な医療や看護が利用できるよう地域のケアマネジャーや訪問看護師などの在宅支援者と密に連携して、退院の準備を整えます。

 また、退院後に患者さんやご家族が安心して自宅で過ごしていただけるよう、心配なことをお聞きして対処方法や在宅での相談窓口を患者さんやご家族と相談しながら決めていきます。

 私たちは病院の理念にもあります「地域に密着した良質な医療を提供する」ことを念頭に、1人でも多くの患者さんやご家族が「西陣病院に入院して良かった。退院できて良かった。」と思っていただけるよう、ソーシャルワーカーと共に日々取り組んでいます。



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医療ソーシャルワーカーの全国大会、京都で開催

(この記事は2015年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

講演会写真


医療社会福祉課 課長 新保 一葉


京都企画講演 山本 みどり 前課長


 5月28~30日の3日間、「みやこめっせ」にて、第63回日本医療社会福祉協会全国大会が開催されました。当院の医療福祉相談室が事務局となり、京都全域から募った100名以上の実行委員会を編成し、約1年半をかけて準備を進めてきました。

 メインテーマは「時代をつらぬく医療ソーシャルワークの実践~一人ひとりが尊ばれる、排除のない社会をめざして~」とし、全国から1100余名の参加を得ることができました。全国の医療ソーシャルワーカーと学びを深められたことは意義深く、また、参加者から頂いた企画・運営・おもてなしの心への高い評価は、丁寧な準備を重ねてきた事務局にとって大きな喜びとなりました。貴重な経験をさせて頂きました。

 また、「京都企画・時代をつなぐ」のセッションでは、当院相談室を築いてこられた山本みどり前課長による90分間の講演がありました。

講演会写真 テーマは「医療ソーシャルワーカーはどこへ向かうのか~福祉専門職としてのあり方~」とされ、約500人の参加を得ました。参加者からの反響もたくさん寄せられ、西陣病院での長きにわたる実践が、全国の医療ソーシャルワーカーに力強いメッセージとなって届きました。

基調講演 浜 矩子 同志社大学教授

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