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日本列島 ”食” めぐり「茨城県」

(この記事は2017年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 今井 文恵


◆全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

茨城県


~そぼろ納豆~
 そぼろ納豆は、茨城県の水戸地方で秋に収穫した大豆で納豆を作り、近所やお寺等に配る際、余った納豆を長い間食べられるようにと考えられた郷土料理です。納豆と細かく刻んだ切干大根との歯ごたえが良い1品です。

●そぼろ納豆


1人分:
エネルギー128kcal
たんぱく質9.3g
食物繊維4.5g
塩分 1.0g
材料 (2人分)
  
作り方

(1) 切干大根を水に20分ほど浸し、その後水気を切る
(2) 切干大根を2cm間隔にぶつ切りする
(3) フライパンに切干大根を入れ、しょうゆと酒を入れて中火で炒める
(4) 切干大根に味が付いたら、ボールに移して納豆と一緒に和える
(5) 最後に塩を振って、味を調える
 切干大根10g
 納豆2パック
 しょうゆ15cc
 酒15cc
 塩2g
※ワーファリンを処方されている方は納豆を食べると薬の効果が弱められてしまうので注意してください。



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日本列島 ”食” めぐり「大分県」

(この記事は2017年3・4月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 安井 裕香


◆全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

あつめし



~あつめし~
 あつめしとは、新鮮な魚の切身を、しょうゆ・みりん等の調味料に漬け込んでからいただく大分の郷土料理“りゅうきゅう”を白ご飯にのせた丼料理です。“りゅうきゅう”の名前の由来は、この調理法が“琉球”の漁師から伝わったためとも、ゴマを和える調理法である“利休和え(りきゅうあえ)”から名付けられたためとも言われているようです。

●あつめし


1人分:
エネルギー430kcal
塩分 1.2g
材料 (2人分)
  
作り方

(1) しょうゆ・みりん・酒を混ぜ合わせ、軽くひと煮立ちさせ、冷ます。
(2) 小ねぎは小口切りに切り、生姜は皮をむきすりおろす。
(3) (1)とたい(刺身用)と(2)の生姜を混ぜ、冷めた漬け汁へ30分程漬け込む。
(4) 盛り付け時に(2)のねぎと白ごまを混ぜる。
(5) (4)の具材を白飯の上にのせ、完成。
 たい(刺身)100g~150g
 小ねぎ2本程度
 白ごま小さじ1
 生姜適量
 白飯400g

漬け汁
醤油 大さじ1
みりん 大さじ1
 大さじ2
     ≪アレンジ例≫
(具 材)さば・ぶり・めじななど、旬の魚や好みの魚を利用
(調味料)お好みで、しょうが・わさび・にんにく・のり等の薬味をトッピング
(食べ方)出汁やお茶漬けにして食べる食べ方もあるようです

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日本列島 ”食” めぐり「徳島県」

(この記事は2017年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 河本 久美子


◆全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

ならえ



~中国・四国地方 徳島県「ならえ」~
 「ならえ」は徳島県の郷土料理として昔から一般家庭で親しまれてきた料理です。奈良から伝わってきた「奈良あえ」、7種類の具材を使うことから「ななあえ」とも言われ、それが徳島の方言で「ならえ」になったと言われています。精進料理として法事やお彼岸には欠かせない料理でお正月にも食べられます。

●ならえ


1人分:
エネルギー108kcal
たんぱく質4.4g
塩分1.1g
材料 (2人分)
  
作り方

(1) 大根・人参は長さ3cmの短冊切りにし、歯触りが残るくらいにさっとゆがく。
(2) れんこんは半分にカットしたものをスライスにし、歯触りが残るくらいにゆがく。
(3) こんにゃくは長さ3cmに細く切って乾煎り、油揚げは油抜きをし半分に切ってせん切りにする。
(4) 干ししいたけは水で戻し、スライスして(A)で炊いて下味をつけ、きざみ昆布は水で戻しゆがく。
(5) 全ての具材の水分をしっかり切り、(B)の調味料を合わせて和える。
 大根100g
 人参20g
 レンコン60g
 こんにゃく20g
 干ししいたけ2g
 油揚げ20g
 刻み昆布2g

A
だし汁 50cc
濃口醤油 小さじ1/2
砂糖 小さじ1/2
B
 小さじ2
薄口醤油 小さじ2
砂糖 小さじ2
白ごま 3g



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日本列島 ”食” めぐり「奈良県」

(この記事は2016年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 須惠 裕子


◆全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

飛鳥鍋



~飛鳥鍋~
 飛鳥鍋は、季節の野菜と鶏肉を、だしと牛乳を加えたスープで煮込むのが特徴の奈良県飛鳥地方の郷土料理です。飛鳥時代に、遣唐使が中国より牛乳を伝え、その後飛鳥の僧侶達が栄養補給のために、乳で鶏肉を食べる術を考え出したのがルーツと言われています。

●飛鳥鍋


1人分:
(具)
エネルギー360kcal
たんぱく質24.4g
塩分 2.3g
(スープ)
エネルギー100kcal
たんぱく質4.4g
塩分 1.9g
材料 (4人分)
  
作り方

(1) 鶏肉は一口大のそぎ切りにする。じゃが芋・人参は1cm幅の輪切り、大根は短冊切りにする。
(2) 白ネギは斜め切り、しいたけは石づきをとり半分、糸こんにゃくは適度な長さに切る。白菜・春菊・豆腐は食べやすい大きさに切る。
(3) 土鍋に(A)を入れ、(1)の具材を入れ煮込み、(2)の具材を加え、火が通ったら出来上がり。
 鶏もも肉300g
 焼き豆腐1丁
 白菜1/4株
 春菊1束
 生しいたけ6枚
 じゃがいも2個
 人参1/2本
 大根1/4本
 白ネギ1本
 糸こんにゃく1袋

A
鶏がら 小さじ4
 3カップ
白味噌 大さじ2
 大さじ1
醤油 小さじ1
牛乳 2カップ
     ≪アレンジ例≫
(具 材)ごぼう、しめじ、えのき、水菜など
(調味料)(A) に一味唐辛子、しょうが汁などを加える
(食べ方)そのままではなく、すき焼きのように溶き卵につける食べ方もあるようです

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日本列島 ”食” めぐり「石川県」

(この記事は2016年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 今井 文恵


◆全国各地の特色ある料理や名物をご紹介していきます。

石川県


~治部煮~
 治部(じぶ)は治部煮(じぶに)とも呼ばれ、石川県金沢市を代表する郷土料理のひとつです。その味わいは江戸時代から伝わり、武家から庶民に至るまで広く親しまれ、現代にまで受け継がれています。
 治部煮の名前の由来としては、文禄の役で豊臣秀吉の兵糧奉公であった岡部治部右衛門がこの料理を考案したことから「治部」となった説、鍋でじぶじぶと煮ることから擬音語が料理名になった説などがあるそうです。

●治部煮


1人分:
エネルギー200kcal
たんぱく質13g
塩分 2.3g
材料 (4人分)
  
作り方

(1) 鶏肉は大きめのそぎ切りにし、小麦粉をたっぷりまぶしておく。
(2) 生麩は適当な厚さに切っておく。椎茸は飾り包丁を入れる。小松菜はさっと湯がいて3cm程の長さに切る。
(3) 鍋に(A)のだし汁、調味料を入れて煮立て、生麩、椎茸を煮て火が通ったら、とり出します。次に(1)を入れて煮、椀に盛る。
(4) (3)に小松菜を添え、煮汁に水どきした小麦粉を入れて、とろみをつけてかけ、わさびを添えてできあがり。
 鶏肉200g
 生麩100g
 生椎茸(小)4枚
 小松菜1/3束
 おろしわさび適量
 小麦粉適量

A
だし汁2カップ
しょうゆ大さじ4
砂糖大さじ1
大さじ2
みりん大さじ2
治部煮は当院の入院食メニューにも取り入れています。

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