NEWEST / < NEXT   BACK >

看護部の紹介 -西2階病棟-

(この記事は2010年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


看護科長代行 中村正一


今回から6回にわたって、西陣病院の看護部を紹介させていただきます。

看護師は、24 時間患者さまの近くで、お世話をさせていただいております。それぞれの部署はこんな看護を行っています。

西2階病棟はこんな病棟です

西2階病棟スタッフまずは西館2階病棟を紹介します。西館2階病棟は整形外科と眼科の患者さまが主に入院されている病棟で、看護師20 名、看護アシスタント4名で構成されています。

整形外科の患者さまの主な病名は、骨折、腰痛や手足のしびれなどが伴う脊椎疾患(脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなど)、膝や股関節の変形が起こる変形性膝関節症・股関節症、リウマチなどです。これらの外傷や病気には主に、手術療法や安静療法やリハビリテーション療法などの治療がおこなわれています。

眼科の患者さまの主な病名は白内障で、治療は手術療法です。白内障の治療は、短期間の入院で、2日から5日くらいで退院することができます。

西2階病棟ではこんな看護をしています

西2階病棟に入院される患者さまは、手術を受ける方が多いので、私たちは、患者さまが安心して手術に臨めるように、十分な説明や手術室看護師の術前訪問などで、不安の軽減を図り、心身ともに万全な状態で手術に臨んでいただけるように努めています。手術後は、経過が順調であるかを観察し、異常兆候があれば、すぐに医師に報告し、医師と連携をとりながら、異常の早期発見・早期治療ができるように努めています。また、術後の痛みに対しては、体の向きや姿勢を整えたり、鎮痛剤を使用して痛みの緩和を図ります。手術後は、できるだけ早く元の生活に戻っていただけるように、お一人お一人の回復レベルに合わせて、生活の自立への援助を行います。患者さまのご自宅での過ごし方をお聞きして、家の中の階段や段差を想定した移動動作・排泄・入浴・更衣・食事摂取の方法などを、患者さまと一緒に考えリハビリテーションを行っています。手術後は痛みが伴いますが、私たちは、患者さまがご自身でできることはできるだけご自身で行っていただくようにしています。それは、痛いからといってベッドでじっとしていては回復が遅れてしまうからです。私たちは患者さまに「一人で歩けるようになってよかった」「また、公園まで散歩できる」という喜びを味わって頂きたいと思っています。しかし、痛みがある時は我慢せずにおっしやって下さい。痛みの緩和を行ってから、リハビリテーションを行います。そして、退院の際に心配なことや困っていることがあれば私たちにご相談ください。患者さまやご家族の方と一緒に考えて、患者さまに一番あった解決方法を見つけていきたいと思います。

私たちは、医師、薬剤師、理学療法士・作業療法士、社会福祉士と連携を図り、患者さまが安心して退院を迎えられるよう努力しています。常に患者さまのそばで応援し、患者さまの退院を笑顔でお送りしたいと考えています。


| Copyright 2010,01,01, Friday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

NEWEST / PAGE TOP / < NEXT   BACK >

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACK


LINK

PROFILE

OTHER

POWERED BY

BLOGNPLUS(ぶろぐん+)