診療に関すること::看護部
透析センターのご紹介
(この記事は2011年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
看護部 透析センター科長 佐伯副部長
西陣病院透析センター看護部は45名の看護師と5名の看護アシスタントが在籍しています。
看護部の中では一番所帯の大きな部署です。患者様は390名あまりおられ、腹膜透析をされている方も8名おられます。多くの患者様に対して、患者様個々への対応や継続した看護が充実したものになるように、今年度から固定チームナーシングを具体的に取り組み始めました。従来から分かれていた3ブロックを更に2チームずつ計6チームに分け、情報を集約及び伝達しやすくし、また、チームでカンファレンスをし、患者様に合った看護を考え、ベテランから新人まで統一したより良い継続看護を提供したいと考えています。担当看護師は極力自分の担当患者様のところに出向き、患者様の話に耳を傾け、名前で呼んでもらえるように信頼関係を築く事が目標です。
また、多くの患者様を看るためには機能的に動かなければならないことも少なくありません。コメディカルが集まり、フットケア委員、リン・カルシウム委員、CAPD委員、バスキュラーアクセス(シャント)委員、糖尿病管理委員、CKD委員、感染対策委員、事故・災害対策委員、記録委員、教育委員、貧血委員など月一回の委員会を持ちスタッフ全員が役割を持って活動しています。また、採血データを一元管理して内服薬・注射薬の与薬量の調整をきめ細かくかつ効率的に医師のサポートが出来るようにしています。
更に、透析に至らないために慢性腎臓病治療にも力を入れています。腎臓は自覚症状の少ない臓器です。気づいた時には末期腎不全の一歩手前という事も少なくありません。早期に治療を開始し生活習慣を改善すれば、透析をせずにすむか、もしくは遅らせることが出来ます。各科のスタッフが集まり腎臓病教室や教育入院なども行っていますので、血圧が130㎜Hg以上ある方や糖尿病の方、尿にたんぱくが出るという方はかかりつけの先生に相談され、是非一度腎臓病教室にお越し下さい。
| Copyright 2011,07,01, Friday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |