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新年のごあいさつ 平成二十五年 元旦

(この記事は2013年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


伊谷先生 西陣病院 院長 伊谷 賢次

 明けましておめでとうございます。

 皆様には、さわやかな新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、昨年中、当院に賜りました数々のご厚情とご支援に対しまして、職員一同心より御礼申し上げます。

 昨年は政治の混迷、さらに経済不況の深刻化により国民の生活はもとより福祉医療の取り巻く環境も厳しいものとなりました。このような厳しい状況でも、当院の目指すべき目標は変わらず、設立当初からの基本方針である、地域に密着した良質な医療をさらに高いレベルで提供することにあります。そのためには、ハード面、ソフト面ともさらに充実させなければなりません。

 ハード面では、平成20 年に本館増改築、西館の改修工事を終了し、今日の患者様のニーズに十分お応えできる療養環境を確保することが出来ました。しかし、外来部門が手狭になり、外来化学療法室の拡充、外来面談室・診察室の拡充、透析室の拡充などが必要となり、昨年10月より管理棟(北館)の建設に着工しました。今年3月末には竣工予定で、以後、随時外来部門の改修を行う予定です。また、昨年11月より電子カルテも導入しており、スムーズな外来診療が行えるまでにはもうしばらくご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 ソフト面では、今後もさらに診療体制を充実させ専門性の高い急性期病院を目指します。昨年4月より循環器部門、消化器部門、消化器内視鏡部門をセンター化しました。今年2月には消化器内視鏡機器は最新機種に一新しますので、より精度の高い内視鏡検査・治療を受けていただける消化器内視鏡センターを目指しております。各部門はセンター化などして診療レベルの向上を目指しますが、合併症の多い患者様が安心して安全で高度な医療を受けていただけるには各科医師の連携はもちろん看護師をはじめ、すべての医療スタッフのチームワークが必要です。職員全体が、患者様を主体に考え、良質な医療を提供するためにスタッフ一人ひとりが役割と責任を自覚して努力していきますので、今年一年、さらなるご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

平成二十五年 元旦


| Copyright 2013,01,01, Tuesday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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