診療に関すること::薬剤部
薬はしっかり飲んで、効果を発揮
(この記事は2006年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
薬剤科 三宅健文
薬は、一日に服用する回数や量や時間など、指示された通りに服用しないと充分な効果が得られません。「食前」「食後」「食間」など薬を飲む時間には各々理由があります。
一般的には食後とは食事の後30分くらい、食前は食事の前30分くらい、食間は食後2時間~2時間半くらいが目安です。ただし、このことに縛られる必要はありません。食後,薬を飲もうとしていたが30分間待って過ぎてしまい、「30分過ぎたからもう飲めない」と言うのではなくて、一般的に食後1日3回なら【朝昼晩と3回飲んで下さい。】ということだと思って下さい。
食後なら、一番良いのは食後30分ですが・・・
飲み忘れを考えたなら食後すぐでも何の問題もありません。 ただし、特殊な薬で渡された時に薬剤師に「この薬はこの時間に飲んで下さい。」「絶対食後すぐに飲んで下さい。」などと言われた時は守って下さい。普通の人は朝昼晩3回ご飯を食べるだろうから3回飲まなければいけない薬は食後に、とすれば3回飲んでくれるだろうということで、1日の起きている時間の3等分位と思っていただければ良いでしょう。また、糖尿病の薬に食直前や骨粗鬆症の薬に起床時という特殊な飲み方があり、食後では飲まない方が良い薬があります。その場合は薬剤師が説明しますので必ず守って下さい。
1日1回朝食後の降圧薬を飲み忘れたら・・・
朝に食事をしなかったから、忙しくて飲むのを忘れたからと言って、1日降圧薬を服用しないのはいけません。降圧薬は1日1回であれば朝に食事を摂らなくても飲み忘れていても思い出した時に服用して下さい。あまりにも朝食後で服用を忘れる場合は、1日1回忘れない時間帯に服用して良いか医師に相談しましょう。
お茶で飲んでも構わないのか?
お茶で飲んでもかまいません。「お水を汲みに行くのが辛くて飲めませんでした。」と言われるなら、お茶で飲んでもらって構いません。薬によってはお茶で飲んではいけない薬もありますがその場合は必ず薬剤師が説明します。最近ではカテキン入りなど色々なお茶がありますが普通のお茶なら構いません。一番良いのはお水かお白湯ですが飲み忘れが一番良くないのです。
薬剤科 三宅健文
薬は、一日に服用する回数や量や時間など、指示された通りに服用しないと充分な効果が得られません。「食前」「食後」「食間」など薬を飲む時間には各々理由があります。
一般的には食後とは食事の後30分くらい、食前は食事の前30分くらい、食間は食後2時間~2時間半くらいが目安です。ただし、このことに縛られる必要はありません。食後,薬を飲もうとしていたが30分間待って過ぎてしまい、「30分過ぎたからもう飲めない」と言うのではなくて、一般的に食後1日3回なら【朝昼晩と3回飲んで下さい。】ということだと思って下さい。
食後なら、一番良いのは食後30分ですが・・・
飲み忘れを考えたなら食後すぐでも何の問題もありません。 ただし、特殊な薬で渡された時に薬剤師に「この薬はこの時間に飲んで下さい。」「絶対食後すぐに飲んで下さい。」などと言われた時は守って下さい。普通の人は朝昼晩3回ご飯を食べるだろうから3回飲まなければいけない薬は食後に、とすれば3回飲んでくれるだろうということで、1日の起きている時間の3等分位と思っていただければ良いでしょう。また、糖尿病の薬に食直前や骨粗鬆症の薬に起床時という特殊な飲み方があり、食後では飲まない方が良い薬があります。その場合は薬剤師が説明しますので必ず守って下さい。
1日1回朝食後の降圧薬を飲み忘れたら・・・
朝に食事をしなかったから、忙しくて飲むのを忘れたからと言って、1日降圧薬を服用しないのはいけません。降圧薬は1日1回であれば朝に食事を摂らなくても飲み忘れていても思い出した時に服用して下さい。あまりにも朝食後で服用を忘れる場合は、1日1回忘れない時間帯に服用して良いか医師に相談しましょう。
お茶で飲んでも構わないのか?
お茶で飲んでもかまいません。「お水を汲みに行くのが辛くて飲めませんでした。」と言われるなら、お茶で飲んでもらって構いません。薬によってはお茶で飲んではいけない薬もありますがその場合は必ず薬剤師が説明します。最近ではカテキン入りなど色々なお茶がありますが普通のお茶なら構いません。一番良いのはお水かお白湯ですが飲み忘れが一番良くないのです。
| Copyright 2006,11,01, Wednesday 10:10am administrator | comments (x) | trackback (x) |