診療に関すること::薬剤部
スイッチOTC医薬品について
(この記事は2017年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
薬剤部 薬剤師 主任 福本 郁子 |
2017年1月より、セルフメディケーション税制(医療費控除の特例)が施行されました。ドラッグストアや薬局では、対象となる医薬品も含め、多くのOTC 医薬品が販売されています。
◆スイッチOTC 医薬品とは?
OTC医薬品とは、医師の処方せんがなくても直接購入できる医薬品のことです。そのなかでも、スイッチOTC医薬品は、医療用の成分を一般用に切り替えた(=スイッチした)ものをさします。
◆有効成分について
現在、83種類が定められています(2017年1月13日時点)。内服薬では胃薬や解熱鎮痛薬・抗アレルギー薬、外用薬では抗真菌薬(水虫治療薬)や肩こり・腰痛の貼付剤が多くみられます。
<使用する時の注意点>
!OTC医薬品は、軽度の症状を緩和することを目的としています
指定された期間使用しても症状が治らない場合は、医療機関を受診してください。
!医療機関に通院している場合、処方されている医薬品と重複する可能性があります
有効成分の重複や似たような効果を期待する医薬品の重複で副作用が出る危険性があります。購入する時は薬剤師に相談してください。
| Copyright 2017,11,01, Wednesday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |