各科より::栄養科:体にやさしい京の旬
紫ずきん・やまのいも
(この記事は2007年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載されたものです)
栄養科 管理栄養士 栗田文恵
栄養科 管理栄養士 栗田文恵
紫ずきん
良質のたんぱく質・栄養たっぷり
丹波黒豆を品種改良した枝豆専用品種で、粒がうっすら紫色で形状が頭巾に似ているからこの名前がつけられたと言われています。普通の枝豆に比べて大粒で、糖分が3~5倍含まれているので味にコクがあります。また良質のタンパク質を多く含み、カルシウムやビタミンB1・Cなども多く、栄養たっぷりです。
紫ずきんのかき揚げ ~夏の疲れはこれで解消~
【材料】2人分
ゆでた紫ずきん60g
人参 10g
玉ねぎ 60g
塩 少々
天ぷら粉
油
【作り方】
①人参は短冊切り、玉ねぎは千切りにする。
②天ぷら粉、塩、水を混ぜて衣を作り、①と紫ずきんを加えてからりと揚げる。
お好みで大根おろしを添えると、さっぱり食べやすくなります。
やまのいも
消化が良く高い栄養価
一般につくね芋とよばれる丸いもの一種です。肉質が締まり、水分が少なくて粘りがとても強いのが特長です。消化が良い上に栄養価が高いことから、老人や虚弱体質の改善に古くから貴重な食材として使われています。
とろろ蒸し ~胃腸が弱ってる時のおすすめメニュー~
【材料】2人分
やまのいも100g
鯛(他の白身魚でも代用可)1切
塩少々
酒大さじ1
しょうがの絞り汁1
卵白1個分
あん
だし汁カップ1
塩小さじ 1/2
酒大さじ1
薄口しょうゆ大さじ 1/2
水溶き片栗粉小さじ1
【作り方】
①やまのいもは皮をむき、酢水に付けてあくをぬいた後、水気をよくきり、すりおろす。
②すりおろしたやまのいもに卵白と塩少々を加える。
③魚に片栗粉を少々振り、その上に②のやまのいもをのせ、蒸し器で10分蒸す。
④片栗粉以外のあんの材料をすべて合わせて火にかけ、最後に水溶き片栗粉を加えてとろみを付ける。蒸しあがった魚にあんをたっぷりかける。
| Copyright 2007,09,01, Saturday 10:10am administrator | comments (x) | trackback (x) |