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見る 診る 看る

(この記事は2012年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


宮垣先生 外科 部長 宮垣 拓也

 明けましておめでとうございます。外科の責を担って早や7年、近隣の先生方の暖かいご支援もあり、当科で快く治療を受けて下さる患者様も大幅に増え手術件数も当初の倍以上となりました。地域柄ご高齢の方も多く、癌はもとより胆石・ヘルニア・痔核などの良性疾患でも単一の疾患で受診される患者様はごく稀で、皆さん脳梗塞・糖尿病・心不全・腎不全等々ベースに様々な疾患を抱えておられます。当科ではその様な患者様に対し院内各科と密に連携し、内視鏡手術はもとより多彩なアプローチで多様な病態に柔軟に対応し、色々な合併症を抱えておられる方々に過不足のない治療(手術)を提供すべく努力しております。その中でも特に癌治療は、救命第一から治療後のQOL(生命生活の質)を重視した治療へと進化した時代の趨性に則り治療にあたっております。

 昨今チーム医療の重要性が声高に叫ばれております。お蔭様で当院は院内各科・コメディカル間の敷居が低い上フットワークも軽く、迅速に検査・治療に対応出来ると、チームワークの良さには各方面から高い評価を頂いております。

 ただそれに甘んじ、チームを構成する個々が互いに依存し合い、向上心無く技量の鍛錬を怠るとチームは進化しません。こう云った事を踏まえ、患者様を「見る 診る 看る」と云う医療の原点を常に念頭に置き、スタッフ一同精進して参りたいと思いますので本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


| Copyright 2012,01,01, Sunday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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