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エビデンスに基づく慢性腎臓病(chronic kidney disease: CKD)治療の時代― 透析医療において長期化高齢化した透析患者様のQOLを維持できる環境整備 ―

(この記事は2014年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


今田先生 腎臓・泌尿器科 部長 今田 直樹


 2002 年に米国で提唱されたCKDの概念は、現在、世界中に普及しています。CKDは末期腎不全へと進行する危険因子であるのみならず、心血管疾患の危険因子であります。したがって、その早期発見と対策の重要性が喫緊の課題として認識されています。当院では2010 年にCKD外来を立ち上げ、CKD 初期からのケアーとサポートの確立と、CKD医療連携パスを用いたプライマリー医と腎臓専門医のスマートな治療連携を推進しております。

 1972年7月に3床でスタートし、以後41年の長い歴史の中、透析医療に携わってまいりました当院は、2007 年の新本館改築時に透析ベッドを集約しワンフロアー115 床(最大460名)に増設、2008 年には患者様ご自身の病棟ベッドごと搬送して透析を行うことができる透析病床を8床新設、2010年には、同一法人の社会福祉法人京都社会事業財団が特別養護老人ホーム舟山庵に隣接したにしがも透析クリニック20 床を開設、2013 年6 月には、透析フロアーに10床増床し125 床とし、透析治療の環境整備に継続的に取り組んでおります。今後も上述の2 つの課題に更なる対応するべく努力してまいります。

 本年も何卒宜しくお願い申し上げます。


| Copyright 2014,01,01, Wednesday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

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