NEWEST / < NEXT   BACK >

「うがい」のおはなし

(この記事は2015年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 薬剤部 主任 福本 郁子


  風邪やインフルエンザが流行する時期となりました。風邪の予防や病院にかかって処方されて、うがい薬を使用されている方も多いのではないでしょうか。今回は、「うがい」についてお話します。


 うがい薬には、①口腔内を消毒するもの、②口内炎など粘膜の炎症を抑えたり、傷ついた粘膜を修復するもの、と大きく2種類に分けられます。
 感染予防や治療には殺菌消毒剤、のどの痛みや口内炎などの炎症には抗炎症剤を使用します。



 うがいの方法
●のどに炎症がある時や口腔内を消毒する場合(下図参照)

(大正製薬HPより引用)

●抜歯後の消毒や口腔内に炎症がある場合
 まず、口の中の食べかすなどを洗い流す。その後、うがい液を口に含み、頬を左右前後にふくらませてうがいする。


 うがい薬を使わなくても、「水道水でのうがい」も風邪の予防効果が実証されています。外出から帰宅した時、飲食後、のどの不快感のある時など、通常のうがいには水道水で構いません。
 のどや口の中に炎症がある時・風邪の流行期にはうがい薬、それ以外の時は水道水でのうがい、と使い分けると良いでしょう。

| Copyright 2015,01,01, Thursday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |

 

NEWEST / PAGE TOP / < NEXT   BACK >

RECENT COMMENTS

RECENT TRACKBACK


LINK

PROFILE

OTHER

POWERED BY

BLOGNPLUS(ぶろぐん+)