診療に関すること::薬剤部
風邪とおくすりのはなし ー漢方薬ー
(この記事は2016年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)
薬剤部 薬剤師 東野 公亮 |
11月から12月は、秋から冬に変わる月です。季節の変わり目に、風邪に罹る方が多くいらっしゃいます。
これからの冬のイベントを楽しむために、風邪の予防を心がけましょう。
◆風邪とは?
原因の多くは、ウイルスです(抗生物質は風邪のウイルスをやっつけてくれません)。
37~38℃台の発熱、くしゃみ、鼻水、頭痛、寒気、せき、のどの痛みなどの症状が出ます。長引くこともありますが、1週間程度症状が続くものを指します。
「風邪かな?」と思ったら、自分の症状をチェックしましょう(これをセルフメディケーションと言います)。軽度の風邪は、セルフメディケーションで対処できるケースが多いため、風邪症状を「かかりつけ薬剤師」と相談して、症状にあった風邪薬を選びましょう。
◆風邪の予防は?
風邪の予防には「こまめに手洗い」「マスク着用(鼻までおおう)」「症状の出ている人に近づかない(人ごみに行かない)」ことが基本です。
ねぎ、にら、にんにく、玉ねぎ、生姜など体を温める食事をバランス良く摂ることも予防につながります。
◆風邪に効く漢方薬って?
風邪で、病院・診療所を受診された際に漢方薬が処方されることがあります。
その際出る漢方薬は、風邪の症状によって、使い分けられています。
これらの漢方薬以外にも風邪の症状に合った漢方薬があります。また、これらの漢方薬は、まちの薬局やドラッグストアでも購入可能です。漢方薬についてご不明な点がある際は、薬剤師にご相談ください。
| Copyright 2016,11,01, Tuesday 12:00am administrator | comments (x) | trackback (x) |