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中性脂肪はなぜあがる?

(この記事は2013年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



栄養科 管理栄養士 須惠裕子


空腹時(検査まで8~10時間絶食)の血液検査結果
TGトリグリセライド(中性脂肪)150㎎/dl未満が目標

普段の生活で当てはまるものにチェックを付けてみましょう!
チェック項目
チェックの数が多いほど要注意です!!

秋の味覚!! もやしときくらげのナムル
●もやしときくらげのナムル

1人分:
エネルギー 40kcal / 塩0.7g / 食物繊維1.9g
材料 (4人分:たっぷり食べたいときは2人分)
  
作り方

(1) きくらげはもどしてもみ洗いし、さっとゆでて冷水にとり、水気を絞って繊切りにする。
(2) 人参は繊切りにし、もやしはひげ根を取り、塩を加えた熱湯で1分ほどゆで、ざるにあげて粗熱をとる。
(3) ボールに①、②を入れ、混ぜ合わせた【A】を加えてあえる。
 もやし200g
 人参15g
 塩0.1g
 乾燥きくらげ6g
 人参20g
 ピーマン50g
A
すり白ごま
淡口醤油
砂糖
ごま油
一味
大さじ1
大さじ1
小さじ1/6
大さじ1/2
適宜


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お薬の飲み方のおはなし

(この記事は2013年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



薬剤部 薬剤師 宇野 葵


 皆さん薬を服用される時は、水や白湯で飲んでいますか?外出先などで身近に水や白湯がないとき、それ以外の飲み物で飲んでいませんか?
 実は、薬は基本的に水や白湯で飲むことになっています。

 最近、水なしで服用できる口腔内崩壊錠が登場していますが、この場合でも少量の水で流し込む必要があります。多くの薬は、水なしで服用すると食道にくっついて薬がそこで溶け出し、潰瘍ができてしまうことがあります。では水以外の飲み物と薬の飲み合わせは…?


【牛乳】
 牛乳はカルシウムなど薬と反応しやすい成分が多く、注意が必要です。例えば、腸溶性製剤(胃で溶けず、腸に到達してから溶けるようにコーティングしてある製剤)は牛乳との併用で腸溶性が失われてしまいます。また制酸薬の中には、大量の牛乳と一緒に飲むと高カルシウム血症が起こることがあります。

【グレープフルーツジュース】
 降圧薬であるカルシウム拮抗薬(ノルバスクOD5mg、アダラートCR20mg、アダラートCR40mgなど)は小腸にあるCYP3A4という酵素で代謝されます。グレープフルーツジュースは小腸にあるCYP3A4を可逆的に不活化します。そのためグレープフルーツジュースを飲用するとカルシウム拮抗薬は代謝されないため、血中濃度が上昇してしまいます。つまり、薬効が強く出すぎてしまいます。また、グレープフルーツも同じ効果があるため避けた方が良いでしょう。


 水や白湯以外で服用しても問題ない場合もあります。牛乳とグレープフルーツジュース以外で気になる飲み合わせがあれば薬剤師に相談してください。

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麻酔科術前診察外来を開設しました。

(この記事は2013年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



麻酔科 部長 中川 博美


 近年、手術と麻酔の進歩により、高齢な方や重症な方でも手術を受ける機会が増えてきました。多くの皆様が何らかの全身疾患をお持ちですので、安全に手術を受けていただくためには手術が決まった時点から体調を整えていただき、手術や麻酔の準備を進める必要性が高まってきました。欧米では1990 年代半ばから、本邦でも大学病院を中心に2000 年代に入ってから麻酔科術前診察クリニックあるいは術前外来が開設され、ご入院前から麻酔管理の準備をはじめ周術期医療の安全に努めるようになりました。

 西陣病院でも2013 年5月に「麻酔科術前診察」を開設しました。麻酔専門医が麻酔管理に必要な問診を行い、日頃から常用されている薬を確認します。手術前には服用を中止する薬もありますので、受診の際には常用薬や「お薬手帳」をご持参ください。また、禁煙も確認しますので、ご理解とご協力をお願いいたします。次いで、簡単な診察と術前検査結果から重症度を評価し、手術と麻酔のリスクとともに麻酔管理法などを説明します。必要に応じて追加検査や特別な麻酔関連モニターを検討し、最善の状態で手術と麻酔を受けていただく準備を進めていきます。ご入院後には麻酔担当医が診察を行い、最終的な麻酔管理法を決定します。

 「麻酔科術前診察」は毎週月曜日の午前・午後(定期)と土曜日の午前(不定期)、完全予約制です。手術予定が決まり次第、該当科の医師が「麻酔科術前診察」を予約しご案内いたします。ご家族様からのご質問・ご要望にも喜んで対応いたしますので、どうぞ皆様ご一緒にご来院ください。

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スポーツの秋 楽しく運動(身体活動)を!

(この記事は2013年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


栄養科 管理栄養士 林 香里

体重を1kg減らすためには??

 体重を1kg減らすために必要な消費カロリーは、約7,000kcalと言われています。1ヶ月間で体重を1kg減らすには、1日あたり、約230kcalの消費が必要ということになります。


 掃除機かけ等の家事労働や、階段の昇降でも、ウォーキングと同様の効果があります。運動習慣のない方も、ちょっとした時間をみつけて、こまめに体を動かしましょう。

秋の味覚!!
●焼きさんまの南蛮漬け

1人分:
エネルギー 280kcal / 塩0.7g
材料 (1人分)
  
作り方

(1) 野菜は細く切り、軽く茹でる。
(2) さんまは三枚におろし、食べやすい大きさに切り、小麦粉をまぶす。
(3) 小鍋に【A】を入れ、沸騰させて、ボウルに移す。
(4) さんまはこんがり焼いて、熱いうちに(3)に漬ける。
(5) (1)の野菜も(4)に合わせて、ときどき返しながら、20分程度漬け込む。
 さんま40g
 小麦粉15g
 サラダ油20g
 玉ねぎ5g
 人参20g
 ピーマン50g
A
唐辛子(小口切り)

淡口醤油
砂糖
だし汁又は水
適量
10g
6g
8g
25g


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たかが湿布薬! でも注意が必要です。

(この記事は2013年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)


薬剤部 副主任 福本 郁子


最近、化粧品による皮膚障害が話題となり、皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか。今回は、比較的よく使われている薬剤による皮膚炎についてお話します。

 腰痛や関節痛などに使われている消炎鎮痛剤の成分ケトプロフェンは、医療用の湿布薬(商品名:モーラスパップ、モーラステープ)・ぬり薬、また市販薬にも多く含まれています。

 この成分の湿布薬を貼った部位に紫外線を浴びると、光アレルギー性接触皮膚炎が起こることがあります。その症状は、かゆみ、赤くなる、ぶつぶつができる、ただれ、かぶれなどで、湿布薬をはがした後にも起こることがあります。 一度皮膚炎をおこした薬剤は、体の中に記憶されます。そして、ふたたび同じ薬剤や、よく似た系統の薬剤を使うと、薬疹(副作用として出る発疹)が出る可能性があるので注意が必要です。

 皮膚炎をおこした薬剤は、ふたたび症状をおこさないように必ず覚えておき、医師または薬剤師に薬剤名と症状について話してください。

注意! 注意点
(1)貼ったところに日光をあてないでください。外出するときは、服やサポーターで貼ったところを日光からさえぎってください。はがした後も、皮膚に薬が残っているので、4 週間は注意が必要です。
(2)症状が出たら、すぐに使用を中止してください。
(3)ほかの人に譲らないでください。



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