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高血圧を防ぐ食事について

(この記事は2013年1・2月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 今井 文恵


食塩を減らす食事の工夫

1.塩分の多い漬け物や汁物、練り製品、加工食品は食べる回数と量を減らしましょう。
塩分

2.料理の味にメリハリを付けましょう。
酸味香辛料
   酸味利用             香味利用

3.おいしいだしをとる習慣をつけましょう。
インスタントのだしの素は、塩分の高いものが多いので要注意です!!



おすすめレシピ 白菜と豚肉のレンジ蒸し
●白菜と豚肉のレンジ蒸し

一人分:
エネルギー 212.5kcal
タンパク質15g
塩分 1.6g
材料 (1人分)
  
作り方

(1) 白菜は1cm幅、にらは4cmの長さにそれぞれ切る。
(2) 耐熱皿に野菜と豚肉を広げてのせる。
(3) ラップをふんわりと掛けて電子レンジで約2分、豚肉に火が通るまで加熱する。
(4) 火が通ったら、ポン酢をかけて軽く混ぜてできあがり。
 豚ロース60g
 白菜100
 もやし50
 にら20g
 ポン酢大さじ1

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発酵食品 最近話題の「塩麹」

(この記事は2012年11・12月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

塩麹
栄養科 調理師 河瀬 祐輝


微生物を利用して物質を生成・分解することを発酵とよびます。
発酵食品には味噌、醤油、酒、みりん、酢などの調味料や塩麹などがあります。

発酵食品の効果
 ・腸内環境を整えて便通を良くする
 ・栄養素の吸収が良くなり免疫力が高まる
 ・血中コレステロールが低下しやすくなる

 ※痙攣性便秘の方は摂取を控えめに!!
塩麹の特長
 ・発酵の際に生成される「旨味成分」により、料理にコクと深みがでる
 ・食材を軟らかく・消化しやすくして、栄養素の吸収を助ける
 ・乳酸菌やビタミンB群を多く含む>

 ※塩分制限が必要な方は摂り過ぎに注意を!!

おすすめレシピ 塩麹豆腐ハンバーグ
●塩麹豆腐ハンバーグ
エネルギー 245kcal
塩分 1.9g
材料 (4人分)
  
作り方

(1) 玉ねぎをみじん切りにし炒める
(2) 木綿豆腐は水切りをしておく
(3) ボウルに豚肉と塩麹を入れて混ぜておき、そこへ豆腐を潰しながら入れてよく混ぜ、さらに玉ねぎとコショウも加えてよく混ぜる
(4) 適当な大きさに成形し、油を入れて熱したフライパンで焼く
(5) 焼き色がついたらひっくり返し、蓋をして蒸し焼きにして中まで火を通す
(6) 焼きあがったら器に盛り付け、大根おろしとポン酢でいただく
 豚ひき肉200g
 木綿豆腐1丁
 玉ねぎ1個
 塩麹大さじ2
 コショウ少々
 卵1個
 大根おろし50g
 ポン酢醤油適量

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ノロウイルス

(この記事は2012年9・10月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)




栄養科 管理栄養士 河本 久美子


― 発生時期は??

 ピークは秋から春ですが、年間を通して発生しています。


― 原因は??

 カキなど二枚貝の加熱不十分や調理器具を介しての二次汚染が主な原因です。少量でも感染力が強く、人のふん便やおう吐物などから感染が広がるので注意が必要です。


― 感染するとどんな症状??

 潜伏期間は1~2日で、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発熱が主な症状。通常これらの症状が1~2日続いた後、治癒しますが、幼児や高齢者など抵抗力が弱い人が感染すると重症になることがあるため、水分と栄養の補給を充分に行うなど注意が必要です。





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カンピロバクター食中毒

(この記事は2012年7・8月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)



 栄養科 管理栄養士 須惠裕子


◆発生時期は??

 ピークは5~7月ですが、年間を通じて発生しており、京都市内でも毎年発生しています。発生件数が最も多く、患者数もノロウイルスに続いて2番目に多くなっています。
 また、カンピロバクター食中毒は患者数が1名の事例が多いことも特徴の1つです。


◆原因は??

 鶏肉や牛レバー等の肉類の生食や加熱不十分が主な要因です。調理過程における二次汚染による食中毒も起こりやすい傾向があります。


◆感染するとどんな症状??

 下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感など。潜伏時間が一般に2~5日間とやや長いことが特徴。
 また、カンピロバクターに感染した数週間後に、手足の麻痺や顔面神経麻痺、呼吸困難などを起こす「ギラン・バレー症候群」を発症する場合があることが指摘されています。

食中毒予防



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食中毒を予防しよう

(この記事は2012年5・6月号の西陣病院広報誌『西陣病院だより』に掲載したものです)

食中毒


 栄養科 管理栄養士 山本 茂子




 食中毒の予防は、手洗いが基本となりますが、菌を増やさないということも忘れてはなりません。

 食べ物や飲み物をそのままにして、時間が経ってから食べたり飲んだりするのはやめましょう。室内放置は菌を増やす原因になりますし、味や臭いに変化がなくても菌が増殖している場合がありますので注意しましょう。特に夏場は腸管出血性大腸菌、カンピロバクター、サルモネラ食中毒が多く発生します。

 腸管出血性大腸菌(O-157、O-111など)は、主に牛の腸にいる細菌です。牛の糞尿などを介して牛肉やその他の食品・井戸水等に付着します。腸管出血性大腸菌は、少量で感染します。菌が付いた食品を食べると、2日から7日くらいで、発熱や激しい腹痛、水溶性の下痢、血便、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者は、重い症状になりやすく、合併症を起こして死亡する例もあります。

 腸管出血性大腸菌による食中毒を防ぐためには、生肉や加熱が不十分な肉の料理は食べないことが重要です。肉や脂をつなぎ合わせた結着肉や挽肉、筋切りした肉、タレや軟化剤に漬け込んだ肉、牛や鶏のレバーなどの内臓などは、内部まで十分に加熱してから食べましょう。目安は、肉の内部の温度が75度で1分間加熱することです。


食中毒予防の3原則
1. 菌を付けない : 基本は、手洗いです
2. 菌を増やさない : 食品を購入後は速やかに食すか、冷蔵庫に入れます。
3. 菌をやっつける : 調理の際は十分に加熱をする。


手洗い



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